6月27日に70歳で他界したボビー・ウーマックについてザ・ローリング・ストーンズが追悼の意を発表している。
ストーンズは1964年に当時ボビーのグループだったザ・ヴァレンティノズの"イッツ・オール・オーヴァー・ナウ"をシングルとしてカヴァーして、これはイギリスのシングル・チャート1位に輝くことになった。ストーンズの次のようにボビーを振り返っている。
「ボビーは俺たちにものすごい影響を与えてるんだ。ボビーはR&Bとソウルの真のパイオニアとなった人で、その声と楽曲は数百万の人たちを感動させたんだ。ステージではその存在感は圧倒的だった。ボビーの才能は、過去の偉人らと肩を並べるものだよ。俺たちはまず真っ先にボビーのことを、かけがえのない友人として振り返ることになるはずだよ」
ボビーの12年ぶりとなった2012年の最新作『ザ・ブレイベスト・マン・イン・ザ・ユニバース』のプロデューサーを務めたデーモン・アルバーンは6月28日に「兄さんには教会で会うつもりだよ」とツイートしている。
そのほかにもボビーとのコラボレーションで知られているストーンズのロニー・ウッド、デ・ラ・ソウル、ティム・バージェス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー、ドレンジらが追悼のツイートを表明している。
60年にわたるキャリアで知られるボビーにとって最初のシングルとなったのはカーティス・ウーマック・アンド・ザ・ウーマック・ブラザーズとして1954年にリリースしたゴスペル・シングル"Buffalo Bill"だった。当時ボビーはまだ10歳だった。
(c) NME.COM / IPC Media 2014