フー・ファイターズのデイヴ・グロールは制作中の新作についてさらに語っている。
これまでバンドはアルバム制作のドキュメンタリー『Foo Fighters: Sonic Highway』を全8回番組として放送すること、そして番組が11月にリリースされる新作と連動するものになることを明らかにしている。こうしたアプローチの意図についてデイヴは次のようにビルボード誌に語っている。
「スタジオに入ってまたアルバム作って、それをツアーして、Tシャツバンバン売ってっていうやり方もあったんだけどね。今回のは制作プロセスを作り直すっていうものなんだよ」
アルバム制作の過程でデイヴとメンバーのテイラー・ホーキンス、ネイト・メンデル、クリス・シフレット、パット・スメアらはアメリカの8都市を訪れ、各都市で1曲ずつ制作を進めていったという。テレビ・シリーズではデイヴが各都市を代表するミュージシャンとのインタヴューを行っていて、バディ・ガイ、ドリー・パートン、チャックD、ギビー・ヘインズ、アラン・トゥーサン、ゲイリー・クラーク・ジュニアらが登場する。
「こうした各地のレコーディング・スタジオは俺にとっては神聖な場所のようなもので、教会とか記念碑のようなものなんだよ。全国の各地のこうした聖地で歴史は作られてきたんだよ」
バンドはバンドやメンバーの活動と縁の深い都市を訪れていて、オースティン、シカゴ、ナッシュヴィル、メンフィス、ニューオーリンズ、シアトル、ワシントンDC、ニューヨークの8都市が選ばれることになった。歌詞は滞在中の出来事やインタヴューからの影響を反映させるために滞在最終日にデイヴが仕上げたという。
(c) NME.COM / IPC Media 2014