現在発売中のロッキング・オン11月号では、ギースのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「新しいアルバムを作ることは、ギースであることをもう一度学び直すようなもの。私たちは毎回違うことをやりたい」
●前作から大きな飛躍を遂げた、素晴らしい作品だと思います。ご自身としては、どう捉えていますか?
「とにかく今回は録音する時間がほとんどなくて。しかも、これまでのどのアルバムよりもたくさん曲を持ち込んでいたけど、その多くは準備不足だった。だから、やることは山ほどあるのに時間はない、そんなすごく慌ただしいエネルギーの中で仕上げた感じだったと思う。その感じがレコードにも出ていて、ほとんど“崩壊寸前”の音が鳴っているようなアルバムになったと思う」
●前作からの間に様々な出来事がありましたよね。キャメロン・ウィンター(Vo)のソロ作や、特にフォスター・ハドソン(G)の脱退は、あなたが最も影響を受けたのでは?
「今はキャメロンとギターを弾く機会が増えて、彼はすごく上達してきた。でも、やっぱりフォスターと弾くときの独特のケミストリーは恋しい。相手によってギターのスタイルが全然違うから、一緒に弾くことでしか生まれない面白さがあるから」
●その変化は、このアルバムにどう表れていると思いますか?
「キャメロンは今回リードを多く弾いていて、彼は……まあ正直、ギターがすごくうまいわけじゃないんだけど、でも彼のギターの感じは好き。彼の荒っぽい音を支える“いい土台”が必要だから、私はリズミカルで、ファンキーなサウンドにシフトした。ギター同士というよりベースやドラムに寄り添う感覚で演奏するのが楽しかったかな」
●バンドの心に穴が開いたような心境だったのはではと思いますが。
「そうね。また“バンドであること”を学び直さなきゃいけなかった。バンドであることを再構築するような感じ。これまでも、新しいアルバムを作ることは、ギースであることをもう一度学び直すようなものではあったのだけど。私たちは毎回違うことをやりたいから、そのたびに違う役割が求められるしね。今回は、それに加えて、フォスターの脱退も重なったから、少なくとも私にとっては、よりギターを一人で背負うような立場に踏み出さざるを得なかった。人数が減った分、サウンドを作り直さなきゃいけなかったということ」
(以下、本誌記事へ続く)
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