松村北斗さんが表紙を飾るCUTの『秒速5センチメートル』特集号、いよいよ本日発売です!
新海誠監督による18年前のアニメーション映画を原作に、主演・松村北斗、監督・奥山由之で実写映画化された『秒速5センチメートル』。松村さん自身も原作に大きな感銘を受けたという特別な一作の実写映画かを機に、CUTでは、『すずめの戸締まり』でもタッグを組んだ松村さん×新海さんの対談と、奥山監督のインタビューの2本立てで特集をお届けしています。
ここでは、松村さん×新海さんの対談の中から、一部の発言を抜粋してご紹介します!
僕、好きなものに対してはよく『なりたい』と思うんです。年齢・性別を超えていろんなものにそう思ったりするんですけど、『秒速5センチメートル』は──特に(遠野)貴樹には、すごくそれを感じていて。(中略)どこか、パラレルワールドでの自分が貴樹であってほしい、という思いを持っていました。『秒速』が好きな人と話すと、同じように感じている方が多かったから、僕もそのひとりだなと思います(松村)
ちょっとしたことで──電車に乗ったり、コンビニ入ったりするだけでも人の気持ちの中に起伏はあって、何かを感じたりしている。当時、それをアニメにしたいと思ってたんですよ。活劇みたいなものはどうも自分にはうまく作れないけど、心の中のアップダウンみたいなものはもしかしたらアニメにできるんじゃないか、という思いでやっていた(新海)
貴樹という存在を生身の人間が演じることで、当時アニメーションを観て僕が感じた「どうしても遠いもの」とはもしかしたらちょっと違う存在になるのかな、生身の人間同士の距離感が生まれるのかもしれないな、といろいろなことを考えた時に、ちょっとだけ安心したというか……あの貴樹に次元を足すんじゃなくて、もう1回ちゃんとゼロから貴樹を作っていこうと思った(松村)
(実写映画化したことは)作品の生い立ちとしてとても幸せだと思います。なにより原作にあった「あなたはきっと大丈夫」というありふれたメッセージを、より美しく特別に、説得力のある形にしていただけたことが嬉しかったです(新海)
たっぷりの対談インタビューに加え、記事内には松村さん×新海さんの2ショット写真も掲載しています。表紙巻頭の儚さと強さを兼ね備えた松村さんのフォトセッションとはまた違った、仲睦まじいおふたりだからこその表情も注目です。
CUT11月号は本日発売。映画を既に観た人も、これから観るという人も、ぜひCUTを手にとってお供にしていただけたらと思います!(安田季那子)
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