ジェスロ・タルのオリジナル・メンバーのグレン・コーニックが他界

ジェスロ・タルのオリジナル・メンバーのグレン・コーニックが他界

元ジェスロ・タルのベーシストのグレン・コーニックが8月29日にハワイ州ヒロにある自宅で他界した。死因は心不全で、息子のドリュー・コーニックによるとグレンは末期患者治療を受けていたという。享年67だった。

グレンはジェスロ・タルのオリジナル・メンバーでサード・アルバム『ベネフィット』まで在籍した後、脱退し、自身のバンド、ワイルド・ターキーを結成。その後はドイツのバンド、カルタゴに参加し、さらにボブ・ウェルチ率いるパリスにも参加した。ジェスロ・タルのイアン・アンダーソンは次のようにバンドのオフィシャル・サイトでグレンを偲んでいる。

「1968年のジェスロ・タルの結成から1970年までベースを務めたグレン・コーニックが亡くなったと今日知って深い悲しみに暮れています。もちろん、グレンは1967年から(ジェスロ・タルの前身となった)ジョン・イヴァン・バンドでも活動していたから、ブラックプールからロンドンへというバンドの活動拠点の移動やプロの音楽シーンへというバンドの変遷にただならぬ貢献を果たしたことになります。

ジョンは根っから気さくな人間で誰とでも親しくしていましたし、特に仕事の付き合いのあるミュージシャンに対してはそうでした。いつも陽気で、初期のジェスロ・タルのライヴではその性格とミュージシャンとしての資質でもって、いつも活き活きとした勢いをもたらしてくれました。

またイギリス北部のビート・ロック・バンドに精通していたこと、音楽について幅広い理解を持っていたことで、初期のジェスロ・タルのアレンジ面でもいつも貢献してくれていました。

ジェスロ・タル以降もグレンはさまざまなバンドで活動し続け、ジェスロ・タルのファンの集いにもしょっちゅう顔を出していて、初期のレパートリーの音楽的なクライマックスをさも楽しげに蘇らせてみたりしていました。

グレンがいなくなってしまったことは深く惜しまれることですし、ぼくたちのお悔やみを奥様のブリジットとお子様たちにお送りします。

イアン・アンダーソン」

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