ザ・ローリング・ストーンズのロニー・ウッドは1965年にまで遡る日記を出版する。
日記は『How Can It Be? A Rock & Roll Diary』といって、17歳当時のロニーがザ・バーズのメンバーとしてつけていたツアー日記という内容になっているという。ザ・バーズはハードなR&Bを鳴らすバンドとして人気もあり、ライヴによってはザ・フーと同じ扱いで共演したこともあったことで知られている。しかし、ボブ・ディランの"ミスター・タンブリン・マン"のカヴァーが大ヒットしていたアメリカのデヴィッド・クロスビーらによるザ・バーズ(The Byrds)とバンド名がかぶることになり、ロニーたちのバーズのマネージャーが訴訟に持ち込んだが結局敗訴することになった。ロニーたちはその後マネージャーと袂を分かったが、1967年にバンドはシングルを4枚リリースしただけで解散することになった。
この時期、人気バンドとしての日常が日記には綴られていて、ザ・フーのピート・タウンゼントをはじめキース・ムーン、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、マリアンヌ・フェイスフルや当時のアーティストが多数登場するという。「俺のプライヴェートな世界はそっくりそのままあの日記の中にあるということになるんだろうな」とロニーはこの日記について語っている。
「この日記からは当時の俺がとんでもないスケジュールをこなしてるのがわかるんだよ。毎日この国を隅々まで縦横無尽に巡っていたんだよね。若さも手伝って、毎日が永遠に続く冒険のようなものだったんだ。エネルギーもありあまってたから1週間毎晩仕事もこなせたんだね」
「女の子のお尻を追いかけるにも事足りなかったし、楽曲を書くにも事足りなかったし、リハーサルするにも事足りなかったし、旅行するにも事足りなかったんだ。常に全力でやってたんだよ、なにもかもをね」
『How Can It Be? A Rock & Roll Diary』は1965部限定でジェネシス・パブリケーションズから敢行予定になっているという。
なお、ロニーは先頃ビルボード誌の取材に、今年もストーンズとしてツアーすることになると次のように明かしている。
「うん、ニューヨークでみんなとミーティングをやって、夏にまた北アメリカをツアーすることになるよ」
昨年行われた14・オン・ファイア・ツアーでは日本を含めたアジア公演分が終了した3月にミック・ジャガーの交際相手でデザイナーのローレン・スコットが自殺してしまったため、その後予定されていたオセアニア公演分が10月まで延期されることになった。また1971年の大ヒット曲"ブラウン・シュガー"のサックスとして特に有名なボビー・キーズも12月に肝硬変のため他界している。14・オン・ファイアーのアジアとヨーロッパ公演分がボビーにとっては最後のツアーとなった。
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