ディープ・パープルのI・ギラン、R・ブラックモアのソロの間はパブに行っていたと語る

ディープ・パープルのI・ギラン、R・ブラックモアのソロの間はパブに行っていたと語る

さまざまなロック・ヴォーカリストとクラシック楽団が共演するロック・ミーツ・クラシックのドイツ公演を経て5月からディープ・パープルとしてツアーに乗り出すイアン・ギランだが、70年代にはリッチー・ブラックモアの長いギター・ソロの間にパブで一杯ひっかけていたことを明らかにしている。

音楽ジャーナリストのウンベルト・サルパッソの取材にイアンは次のように当時のことを振り返っている。

「俺は長いソロは好きだよ。特に昔は大好きだったね、おかげでパブで一杯引っかける暇ができたもんだからね」

当時バンドが演奏していたクラブではパブが隣接しているか、近所にあることがほとんどだったので、イアンはリッチーがソロに没頭している間に引っ込んで酒を引っかけに繰り出していたという。

「ローディの誰かにずっと見張ってもらって(リッチーのソロが)終わりそうになったら『パブに来て呼び戻してくれよ』って言いつけてあったんだ。毎晩ね。マジでだよ」

「アメリカをツアーしてる時は楽屋でトランプをやってることが多かったね。イギリスではね、たいていの会場の舞台口近辺にパブがあったもんだったから。でも、会場がどんどん大きくなっていくと当たり前だけど、会場から出られなくなるわけでさ。それでスタッフのみんなとトランプをやるようになったんだ。そういうノリだったし、それはそれですごく楽しかったよ。でも、(ソロ演奏そのものはリッチーが)自分に夢中になってるだけのもんだったからね」

なお、ディープ・パープルは1976年にいったん解散したものの84年に再結成。リッチーとの不仲で有名なイアンは88年に脱退したが、バンドの結成25周年を控えた92年に再び復帰。しかし、その後、リッチーが93年のツアー中に脱退し、以降はスティーヴ・モーズがギタリストを務めて、バンドは現在に至っている。
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