デス・キャブ・フォー・キューティーのベン・ギバード、クリス・ウォラの脱退を語る

デス・キャブ・フォー・キューティーのベン・ギバード、クリス・ウォラの脱退を語る

4月1日に新作『金継ぎ』をリリースするデス・キャブ・フォー・キューティーだが、ベン・ギバードは昨年脱退したクリス・ウォラについて語っている。

クリスは昨年8月に脱退を発表し、9月にバンドと最後のライヴを行ったが、新作には脱退前にクリスとバンドが制作した最後の楽曲群も収録されているという。DIY誌の取材に応えたベンは次のようにクリスの脱退について語っている。

「正直言ってもう数年前から、こういうなにかが起きるだろうなとは予感してて、なんとなくずっと起きる起きると思ってたことが遂に現実となって、その先へと進んでいかなければならなくなると、ある種ほっとするところもあるんだよ。別にクリスがバンドをやめたことが嬉しくてしようがないって言ってるわけじゃないんだよ。でも、それと同時に、これだけ長い間、ずっと片っぽの足だけドアの外に突き出してたやつがいよいよバンドをやめて出て行っちゃったとなると、そのカタルシスが一種の安堵感に繋がるものなんだよ」

「正直な話、クリスの脱退はすごくほろ苦い体験だったよ。でも、ぶっちゃけ解放されるところもあったんだ。バンドとしてレコードを作ってて、ぼくたちくらい長い間やってきてるとなると、もしなにかがうまくいってないという話を誰かに話したとしたら、すごくその人に対して気を遣っていかなきゃならないこともあるんだ。だって、そういう楽曲を演奏しながら、その人とそれから1年半は一緒に生活して行かなきゃならなくなるんだからね」

「特にクリスとぼくの関係は年とともにすごく込み入ったものになってたし、いろいろあった時にも相手が怒ってやめちゃうんじゃないかって心配で、お互い言うべきことをきちんと言ってこなかったっていう経緯があったんだよね」

(c) NME.COM / IPC Media 2015
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