プロディジー、新作『ザ・デイ・イズ・マイ・エネミー』に込めた怒りを語る

プロディジー、新作『ザ・デイ・イズ・マイ・エネミー』に込めた怒りを語る - 『rockin’on』2015年5月号ザ・プロディジーインタヴュー掲載『rockin’on』2015年5月号ザ・プロディジーインタヴュー掲載

6年ぶりとなる新作『ザ・デイ・イズ・マイ・エネミー』を4月1日にリリースしたザ・プロディジー。8月にはソニックマニアおよびサマーソニック大阪への出演で来日することも決定しているが、リアム・ハウレットとマキシムが新作について語ったインタヴューが発売中のロッキング・オン5月号に掲載されている。

その中で、怒りや暴力性に満ちた最新アルバムについてリアムは以下のように語った。

「このアルバムの暴力性や攻撃性はすべて今、自分たちの周りにある状況に対するリアクションなんだ。現状に対する怒りやフラストレーションやアグレッション、そういう感情すべてが引き金になって曲が生まれてくるわけだからさ。たとえば最近の音楽シーンを見ても、本来はアングラなムーヴメントから生まれたパンクな表現だったはずのエレクトロニック・ミュージックが、メジャーなポップ・アクトに乗っ取られてるわけだよな? アンダーグラウンド・シーンとはハナからなんの関係もないようなメインストリームのポップ・スターたちが、自分たちのストリート感覚を誇示するためにチラつかせる安っぽいファッション・アクセサリーみたいに使われているのが、今のエレクトロ・ミュージックだからね。そういうトラックを聴くたびに冒涜されてる気分になるよ。特に俺たちはアングラなレイヴ・シーンから台頭したわけだからさ。というわけで、今のザ・プロディジーの使命は、そういう現状に対するアンチな姿勢を貫いて、そこから生まれてくる荒々しくて対立的なエレクトロニック・ミュージックを創ることだと思うんだ」

さらに、“イビサ”という曲に込めたイビサでプレイするDJへの怒りや、また、スクリレックスやディプロについては好意的な思いがあることを明かした内容となっている。


『ロッキング・オン』5月号の詳細はこちらから。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/121288

またRO69では、『ザ・デイ・イズ・マイ・エネミー』のリリースと来日を記念した特集記事『時代を挑発し、射抜くザ・プロディジーのアンセム9』を公開しています。是非ご覧ください。

特集はこちらから。
http://ro69.jp/feat/theprodigy_201503
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