スリップノットのコリィ、ノットフェスは今後「10週末くらい」開催したいと語る
2015.08.17 19:12
スリップノットのヴォーカリスト、コリィ・テイラーがカナダの音楽サイト「Musik Universe」のインタヴューに応え、バンドが主催する音楽フェス、ノットフェスの展望を語っている。
昨年はアメリカ国外での初開催地として日本でも「ノットフェス・ジャパン」が開催されたが、フェスのさらなる拡大についてコリィは次のように語っている。
「そういう話は出てるよ。俺の場合、ノットフェスを大きくしたくないというわけではないんだ。ゆっくりと、少しずつ大きくしていくべきだと思ってるんだ。たとえば、ノットフェスを大型の移動フェスにしたとして、そうしたら、このフェスの良さが失われてしまうと思う。開催日数を今のように、2、3日に維持していくことも到底無理で、1日になってしまうだろうし、そうしたら、カーニバルや美術館といった、俺たちが大切にしてる要素を盛り込めなくなってしまうんだ。まあだから、今は話し合いを重ねて、そうした問題を解決しようとしているところだよ。でも、何事も絶対にないとは言い切れないわけで。だから、どうなるか見てみようという感じだな」
「もちろん、ノットフェスは続けていくよ。ちょうど今、どれくらいデカくして広げていくかを考えてるところなんだ。個人的には、10週末くらいはどうかなと思ってるんだ。アメリカ各地で5週末くらい開催して、カナダで何本か、あとメキシコで一本とかね。そうやって徐々に広げていったら、お客さんたちもノットフェスがどういうものか、ちゃんと経験できるし、自分たちでも必要以上に焦らずにすむと思うんだ。だから、今はそんな状況かな」
また、このインタヴューでは、8月2日のコネティカット州ハートフォード公演中に脱水症で倒れたベーシスト、アレッサンドロ・"Vマン"・ヴェンチュレラの回復状況についても語られている。
「Vマンはもう最高に元気になったよ。昨晩(8月8日)のトロント公演が復帰後、初めてのステージだったんだ。とにかく、当初はしっかり休んで、体調を万全にすることに集中して、もう一度医者にチェックしてもらって、ちゃんとゴーサインをもらってから復帰したんだ。まあ、俺たちもちゃんと、あいつの様子を見てるし、気をつけてるけど、今のところ、なかなかいい感じだよ」