来年1月9日から1か月のアメリカ・ツアーを発表したトゥールだが、制作が進んでいると伝えられている2006年の『10,000デイズ』以来となる新作の進行状況がさらに明らかになっている。
今回のツアーについては「音響、視覚的に類を見ない経験」と銘打たれているが、制作中の新作の手応えについてアダム・ジョーンズは次のようにローリング・ストーン誌に語っている。
「もう素晴らしいから。なにからなにまで流れるような感じで進んでて、うまくいってるし、形になりつつあるものについては本当に自分でもぶっとびなんだよ。ほんとに興奮してるし、仕上げるのが楽しみでしようがないんだ。もうずっと、これが足りなかったっていうもんだね(笑)。俺たちは全員まるで違った人間だし、趣味も違ってるけど、だからこそ成立する、この美しいコラボレーションっていうか。みんなとの間のちょうど中間地点で織り交ざって、そういう中間地点で混ざり合っている、みんなでやってるものがこれだけ美しいと本当にやっててよかったなあと思えるんだよ。だから、すごく満足してるんだよ」
また、これまで10曲ほど楽曲のアイディアが出来上がっているとアダムは語ってきていたが、すでに20曲まで出来上がっていると明らかにしていて、作曲のためのジャム・セッションは続いているが、いずれ絞り込んでいくことになると説明している。
その一方で、別ユニットのプシファーとして現在ツアー中のメイナード・キーナンとも連絡や音源のやりとりは密に行っているとアダムは明らかにしている。
「メイナードにはほかの活動もあるけど、俺たちのやってることのループにはちゃんと入ってるんだよ。歌詞も書いてもらってるけど、まだ作業中だし、いずれ全力を尽くしてもらうことになるよ。だから、全員にとって最高なのは、やっぱり楽曲が仕上がった時なんだ。俺も楽曲が仕上がるその時までリード・ギターは決めこまないし。まず曲のヴァイブを確かめて仕上げたいんだよ。メイナードにもいくらでも歌詞に取りかかってもらっていいけど、曲自体が仕上がって終わり方がメイナードにもわかってくるまでは、彼もまだ流れを確認してる状況なんだよね」
「トゥールにはそれぞれにまったくな別なものを好んでいる、ものすごく批評的な思想家が4人揃ってるから、俺たちの制作作業は楽にはいかないんだけど、その分、達成感もまた大きいものなんだよ。というわけで、確かにメイナードも俺たちの作ってる新しい音楽をきちんと聴いてるんだよ。これまでもずっとこういうやりかたでやってきたし、これからもずっとこのままでやっていくだろうし、要するに人それぞれで仕事のやり方は違うってことなんだよね」