ストーン・テンプル・パイロッツ、スコット・ウェイランドを偲ぶ動画を公開
2015.12.24 20:14
12月3日に急死したスコット・ウェイランドを追悼して、残されたストーン・テンプル・パイロッツのメンバーが動画を公開している。
動画は1999年の『No. 4』からの"アトランタ"のオリジナル・マスター音源を3人で聴き直してみるというもので、往時のスコットの輝きを偲ぶ内容になっている。動画を公開するにあたってバンドは声明を発表し、次のように説明している。
「先日俺たち3人はスコットの思い出と俺たちが4人で分かち合ったとてつもない日々を振り返るために集まることにしたんだ。俺たちは1999年の『No. 4』からの"アトランタ"のマスター音源を上げてみることにした。この曲はスコットの本当の素晴らしさをよく映し出した作品だからなんだ。これをみんなと分かち合いたいんだよ」
さらにこの曲の歌詞を引用しながら次のようにも説明している。
「みんなでスコットを称えてもらいたいんだ。『蝋燭と香炉の思い出』として、といったところだね。こうしたトラックをそれぞれに聴いてみることで、スコットの歌詞とメロディの才能がよくわかってくるんだよ。これこそ俺たちが分かち合った、音楽的にかけがえのないさまざまな瞬間のひとつなんだ。スコットのことはこういう形で記憶していきたいんだ」
動画は3人がスタジオで"アトランタ"を聴きながらコメントするものになっていて、ロバート・ディレオは次のように動画で語っている。
「ディーンとエリックと俺とでスコットを称えたかったし、それを一番いい形でやるには音楽で示すしかないと思ったんだ。この曲を選んだのは俺たちのキャリアの中でもさまざまな時代を体現する曲のひとつだと思うし、その中でもスコットがピークにいた頃の作品だからなんだ」
「みんなにもこのトラックを聴いてもらって、俺たちがレコーディングしながら感じた手応えや精神を一緒に分かち合えたらいいなと俺たちとしては思ったんだよ。俺たち4人がひとつの部屋である瞬間を捉えて、それをこうしてテープに残したんだ。というわけで、この曲と、スコットの素晴らしいパフォーマンスの深さを楽しんでください」
さらにエリック・クレッツは次のように語っている。
「この曲は特に、レコーディングしたその日とまったく同じように今も響いてくる曲なんだよ。スコットがこういうすごい歌詞とメロディを書き上げていくところが本当に好きだし、声から伝わってくる真実味と誠実さが好きなんだ。これは本当になにか特別なものなんだよ」
メンバーが公開した動画はこちらから。
http://stonetemplepilots.com/memories-of-candles-and-incense/