バッド・ブレインズのH.R.、難病の頭痛に悩まされていることが明らかに

バッド・ブレインズのH.R.、難病の頭痛に悩まされていることが明らかに

昨年末にギターのドクター・ノウが心臓発作で倒れたバッド・ブレインズだが、今度はヴォーカルのH.R.ことポール・ハドソンがSUNCT症候群という難病にかかり、頭痛発作に悩まされていることが明らかになっている。

ポールの妻ローリーは資金募集サイトのゴーファンドミーで医療保険の対象となっていない施設へ赴くための資金を募っていて、3万ドル(約334万円)を目標額として出資を呼びかけているが、その中で次のようにポールの病状を説明している。

「頭痛はどんどんひどくなっていて、11月にはポールは慢性的な頭痛を抱えた状態になりました。原因は三叉神経の異常からくるSUNCT症候群という、群発頭痛に似た非常に稀な病気だと診断されました。治療法は今のところなく、特に有効な薬物療法もありません。実際、どういうことをポールが味わっているのかというと、まず彼がかかっている群発頭痛は俗に『自殺症候群』と呼ばれているようなものなのです。頭痛は昼でも夜でも、まったく不意に不定期的に襲ってきますが、ポールにとっては夜の方が症状はひどいものになっています。夜の頭痛はあまりの激痛のため、ポールは叫んだり、わめいたり、唸ったり、泣いたりします。夜の間、数分おきに繰り返し、症状に襲われます。仕事はできない状態です。生活面での充実なんていうものはまるでありません。電話をかけて具合はどうなのかとポールに訊けば、頭痛以外はそうなのでポールは『大丈夫だよ』というでしょう。でも、全然大丈夫ではないのです。

過去半年の間でポールは二度ERに担ぎ込まれ、病院で一度朝まで様子を看てもらい、神経内科の医師ふたりにも診てもらい、今のところの病状の診断をしてもらい、しばらくは痛みが治まる投薬療法もわかるところまでいったのですが、この薬は長期的に使用するには安全ではないのです。ですから、2歩進んでも3歩戻ってしまうような状況です。5月には頭痛センターでの診療の予約が取れて、そこでこのような頭痛に通じている医師に出会えればと願っていますが、ここでの診療は医療保険では受けられないのが現状です。ポールは現在、薬漬け状態になっていて、それが不安です。体重も落ちていますし、筋肉も明らかに痩せ細ってきています」
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