エアロスミスのスティーヴン・タイラーは来年決行するツアーがバンドとしてのさよならツアーになるかもしれないと語っている。
スティーヴンは現在、カントリー・アルバムとしてのソロ新作を準備中で、5月から8月にかけてソロ・ツアーを敢行するが、その後に予定されているエアロスミスのツアーがバンドとしての最後のものになるかもしれないとローリング・ストーン誌に語っている。
「5月から8月まで俺のライヴ・ツアーがあるんだよ。それから2017年にエアロスミスとしてツアーに出るんだ。たぶんさよならツアーをやることになるんだよ。っていうかさ、オリジナル・メンバーがまだいるバンドってふたつくらいしかなくて、それが俺たちとストーンズなんだよ。そのことはすごく感謝してるんだよ。だから、さよならツアーをやることになるのか、その後もまたスタジオに入ってアルバムを作ることになるのか、それを見極めるのも楽しみにしてるんだよ」
なお、スティーヴンのソロ・アルバムについてはタイトルは未定ということしか分かっていないが、テイラー・スウィフトのビッグ・マシーン傘下のドット・レコードからリリースされる予定で、これまでのシングルからも明らかなようにカントリー・アルバムになることまではわかっている。現在、ハリウッド・ヴァンパイアーズとして活動中で、5月にはツアーも予定しているジョー・ペリーはスティーヴンのカントリー・シングルについてカントリーは興味もないしどうでもいいとしか語ってきていないが、スティーヴンはジョーに対しては次のように語っている。
「ジョーの感想については俺も読んだよ。でも、俺が今やっていることもジョー・ペリー抜きにしたら、絶対にありえないことだったんだよね。なんかどうにもならない関係なんだけど、落ち着いてよくよく考えてみればわかることなんだ。火を見るより明らかなことなんだよ。あいつらなしには俺なんかどうにもなってなかったんだから、本当に感謝してるんだよ」
なお、ブラッド・ウィットフォードも昨年末に引退ツアーを考えているとラジオDJのエディー・トランクのポッドキャストで次のように語っていた。
「さよならツアーと呼べるような、見納めのツアーをやろうかという話をしてるんだよ。また、年齢の問題なんだよ。なんかしらのことは起きるわけだからね。俺たちのうちの誰かがこの先やれなくなるというはもう避けられないことなんだから。だから、長めにお辞儀をして感謝して、優雅にやめるのもいいんじゃないかとね」