テイラー・スウィフト、自分の名前をググった経験から逆立ちができないことまでを語る

テイラー・スウィフト、自分の名前をググった経験から逆立ちができないことまでを語る - 2014年作『1989』2014年作『1989』

テイラー・スウィフトは自分の名前をググったことがあるかどうか答えている。

ヴォーグ誌の「73クエスチョンズ」という73問の質問をおよそ10分の間に猛烈な勢いで訊かれる動画インタヴューにビヴァリーヒルズの自宅で応じたテイラーは自分の名前を検索したことがあるかどうか、これまでで一番勇気の要ったことはなにかなどといった問いに答えている。

主なやり取りの中で、今もっともくだらない現象だと思うことについては「クリックベイト(クリック目当てに掲載されていない見出しやタグを掲出している記事)」、最近一番感動した映画としては『オデッセイ』、初めてギターで弾けた曲はシックス・ペンス・ナン・ザ・リッチャーの"キス・ミー"だったなどと明かしている。

さらに曲が閃いた時にはどうするのかという問いには「まずはヴォイス・メッセージで歌ってそれを録音するか、ノートに書きつけていくかのどっちか」と答え、さらに作曲の過程はどういうものなのかと訊かれると「準備することがたくさんあっていろいろ書きつけてからやっとレコーディングに臨めるものなの」と説明している。一番すぐに書けた曲はどれかという問いには「"ブランク・スペース"。それはずっと1年くらいかけて部分部分書き続けてきたから」と答えていて、逆に一番時間がかかった曲については「"オール・トゥー・ウェル"。すごくエモーショナルな曲だからちゃんと形にするのに数か月はかかった」と説明している。

さらに好きなカクテルは「ウォッカ・ダイエット・コーク」、食べ物の大好物はカロリーを気にしなくていいのならチキンテンダー(ささみのフライ)、ドライヴスルーを利用するならなにを注文するかという問いには「チーズバーガー、フライドポテトとチョコシェイク」と答えている。一番おいしかった誕生日ケーキはアメリカの新感覚ダイニング・チェーン、モモフク系列のスイーツ店の「ミルクバーで作ってもらったもので25歳の時でジェイ・Zにも激賞してもらえた」というが、一番最近自分で焼いたケーキは「卵フリー、グルテンフリー、乳脂フリーのチョコレート・ケーキ」だという。

これまでで一番好きなテレビ・ドラマは『フレンズ』、最近で一番好きなテレビ番組は実際の犯罪事件などの解説をする『デートライン』、一番好きな映画は『ラブ・アクチュアリー』だという。さらに自身のインスタグラムがなぜこれだけフォローされるほど人気があると思うかという問いには「うちの猫がすごくかわいいから」と答え、自分のことをググったことがあるかと訊かれると「ある」と答え、ググってみてどうだったという問いには「自分のことは二度とググらない方がいい、と思った」と答えている。

超能力があったらなにをしたいかという問いには「人を癒したい」と答え、歌手にならなかったらなにになっているかという問いには「広告業界に入っていたかも」と答え、「スローガンとかコンセプトを考えるのってフックとか曲を書くのと似ているところがあるのかもしれないと思うから」と説明している。

自分にできないことは「横転と逆立ち」、一番嬉しかった褒め言葉はやさしいといわれたこと、一番嬉しかった誕生日プレゼントは彼氏がオリーヴの樹を庭に植えてくれた時のこと、治したい癖は貧乏ゆすりで「これをしちゃうと神経質になってると思われて、するとその人が神経質になってきて、それがさらにみんなに伝染しちゃうから」と説明している。

自分のことで人に驚かれることは「わたしってなんでもあけっぴろげに話しちゃうことで、しかも、それが絶対に外に洩れることがないってこと」と話し、クリエイティヴィティとはなにかという問いには「あるアイディアが閃いて、雷に撃たれたような経験をしてから、机に向かって一生懸命にそれを形にすること」と説明している。好きな歌詞はカーリー・サイモンの"うつろな愛"の中の「夢の中でコーヒーの中に雲が浮かんでいた」というものだとか。自分の思い描くファンとの交流についてはこう語っている。

「わたしが車を運転してると、わたしのツアーTシャツを着て歩いてる子を見かけるわけ。そこで車をそこに横付けにして窓を開けてこう言ってあげるの、『ちょっとー! そのTシャツかわいいじゃん!』って」

これまでのキャリアで最高だと思える記憶は"バッド・ブラッド"のヴィデオ撮影だったと語っていて、さらにやりたいと思うけど怖くてできないことについてはコーチェラ・フェスだと明かしている。ライヴ前にはなにをやるかという問いには「ストレッチ、声のウォームアップ、それからバンドとダンサーのみんなと円陣を組むこと。するといいヴァイブになるの」と答えている。

ライヴで演奏するのに一番難しい曲は"ザ・ベスト・デイ"でそれは母親について歌っている曲で感情的になってしまうからと答えていて、19歳の自分に助言するとしたらどういうことをいってあげるかという問いには次のように語っている。

「あなたもこの先普通に20代の女子としていろいろお付き合いすることはできるんだけど、尻の軽い男好きとして思いっきり叩かれることになるから」

また、これまでで一番勇気の要ったことはなにかという問いにはアップル・ミュージックがサーヴィスを開始した際にユーザーの試用期間中にアーティストへの印税支払いは発生しないとしているのはおかしいと公開書簡として糾弾した時のことだと挙げている。アップルはこの書簡を受けて、試用期間中にもアーティストへの印税支払を行うと当初の予定を変更したことを発表した。
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