2024年もポップミュージックシーンの動きはダイナミックだった。
序盤戦からビヨンセ、テイラー・スウィフト、ビリー・アイリッシュ、アリアナ・グランデ、サブリナ・カーペンター、チャーリーxcx、デュア・リパら女性ポップアーティストの超パワフルなアルバムが立て続けにリリースされ、バンド勢もフォンテインズD.C.、ザ・ラスト・ディナー・パーティー、フリコら若手の充実作、そしてヴァンパイア・ウィークエンドからベテラン勢のグリーン・デイ、ザ・キュアー、パール・ジャム、リンキン・パーク、ザ・リバティーンズなど傑作アルバムのリリースが止まらなかった。
そして、日本にはまだ本格的に伝播していないがアメリカ国内ではカントリー/アメリカーナの復興が凄まじい勢いで進んでいて、チャート内にはカントリー系のSSWやビヨンセ、ポスト・マローンなどポップアーティストによるカントリー寄りの楽曲/アルバムが溢れかえっているという状況。
一方でヒップホップは、一時のメインストリーム独占状態からは変わってきたが、ドレイクとケンドリック、ミーガン・ザ・スタリオンとニッキー・ミナージュのビーフやエミネムの話題作で世間を巻き込みながら、タイラー・ザ・クリエイターの傑作、新たな世代のエンボディメント、グロリラの登場、そして音楽的には新しい世代による新たな広がりが各所から感じられた一年だった。
2024年の音楽シーンを振り返りながら、そしてまだ聴いていないアルバムをチェックしながら、今年も『洋楽アルバムベスト50』、じっくりと楽しんでください。(編集長 山崎洋一郎)
<コンテンツ紹介>
★ 洋楽ベストアルバムNo.1~N0.50の全作品レビュー
★ リイシュー/イベント/ライブ/ニューカマーのベストセレクション
★ 2024年を振り返る総括座談会
★ 2024年「シーン別」徹底考察レビュー
● 別冊付録 :「2025年 rockin'on特製カレンダー」も付いています!
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