追悼チャック・ベリー、偉大なるパイオニアの代表曲とその功績を振り返る
2017.05.19 08:30
3月18日にチャック・ベリーが他界した。90歳で逝去した「最古のギター・ヒーロー」はすべてのロック・ミュージックを遡った先に存在するあまりに偉大なアーティストである。
5月1日(月)発売の『ロッキング・オン』6月号ではそんなチャック・ベリーの功績と代表曲を網羅した追悼特集を読むことができる。
チャックは1955年に初のシングル“メイベリーン”を発表、チャート5位の大ヒットとなった。
その後も1957年に“ロックンロール・ミュージック”、1958年にチャート2位に輝いた“スウィート・リトル・シックスティーン”、代表曲の“ジョニー・B・グッド”と名曲を立て続けに発表。
1959年の逮捕により楽曲発表は一時ストップするものの、ザ・ビートルズやローリング・ストーンズらのカバーにより再評価され、その後もライブ活動を精力的に行っていた。
その偉業から「ロックンロールの元祖」のひとりとされているが、シカゴ・ブルースを発展させ、ロックンロールにおけるエレクトロ・サウンドを確立したことから最重要人物と言ってもいいだろう。
また、楽曲を基本的にすべて自作するということも当時例をみないものだった。DIY精神の根底を形成したのもチャック・ベリーと言える。
つまり、パンク・ロックもその先も、ロックンロールは彼なしには存在し得なかったのだ。
そんなチャック・ベリーの38年ぶりとなる新作『チャック~ロックンロールよ、永遠に。』が6月9日にリリースされる。チャックの功績を振り返りながらこの新作を待ちたい。
『ロッキング・オン』5月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143700