メイ首相に対し辞任を要請する声も上がっていたが、メイ首相は続投を表明している。
多くのミュージシャンたちが野党労働党を支持し、労働党への投票を呼びかけていたことは以下の過去の記事でも伝えていた通りだが、保守党の過半数割れという結果が出た今、労働党支持のミュージシャンたちが安堵と喜びの声を上げている。
キーンの“Somewhere Only We Know”のカバーを労働党のキャンペーン・ソングとして提供していたリリー・アレンや、コービン労働党党首とのインタビューを公開していたグライムMCのJME、そしてリアム・ギャラガーなどがSNSに自らの思いを投稿している。
リリー・アレン:「若い世代をリスペクト」Respect Your Youngers
— Lily (@lilyallen) 2017年6月9日
JME:「自分を褒めて良いぐらいだ。参加し続けよう、大人になって、聞く耳を持って学ぶ姿勢を忘れないようにしよう。その時に『ベスト』だと思える人物に投票しよう。頭の堅い年のとり方をして、怒りっぽくなってはいけない」Give yourselves a pat on the back.
— Jme (@JmeBBK) 2017年6月9日
Stay involved,
Grow up listening & learning,
vote for who's 'best' at the time,
Don't grow old & angry 💛 pic.twitter.com/c8UFKN90n1
リアム・ギャラガー:「転換期に来た。違和感に向き合おうぜ」Ch ch ch ch changes turn and face the strange as you were LG x
— Liam Gallagher (@liamgallagher) 2017年6月9日
また、アンチ・メイ首相ソング“Liar Liar GE2017”で知られるキャプテン・スカも、「本当の意味で未来への希望を抱いたのは久しぶり。闘わないといけないことはたくさんあるけど、とりあえずは嬉しい気持ちでいる」とツイートしていた。
Today is the first time in a very long while I have genuine hope for the future. It feels so great. Lots more to fight for but enjoying it.
— Captain SKA (@CaptainSKA) 2017年6月9日
なおBBCの報道によると、投票した24歳以下の若者の73%が労働党を支持していたという調査結果も出ている。
今回の選挙では保守党の過半数割れという結果を導くことができたものの、労働党が勝利したわけではない。
過半数勢力確保のため、DUP(北アイルランドの民主統一党)との連携に動き始めたメイ首相。
DUPはプロテスタント系のため同性婚には反対の立場にあり、そんなDUPとの結託に動いている保守党には更なる批判の声も生まれている。
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