チャンス・ザ・ラッパー、自身のツアーに手話通訳者を起用。ステージ脇でライムを通訳

チャンス・ザ・ラッパー、自身のツアーに手話通訳者を起用。ステージ脇でライムを通訳

現在北アメリカ・ツアーを敢行しているチャンス・ザ・ラッパーだが、ツアーの途中から自身のパフォーマンスに手話通訳者を同行させ、話題となっている。

アメリカのフェスティバルでは参加者への指示や連絡などの際に手話通訳者がステージに登場することも少なくないという。

しかし今回のチャンスのツアーの場合には、パフォーマンスのライムの内容についての手話通訳者であり、「MTV」によるとこれは今までにほとんどなかった試みだという。

手話を担当しているのはジョージア州アトランタを拠点にする「DEAFinitely Dope(デフニトリー・ドープ)」という手話通訳グループで、特にヒップホップとR&Bの内容を聴覚障害者に伝えることを目的の一つとして活動している団体だ。

その代表であるマシュー・マクシーが、先週行われたチャンスのツアー中の公演に数回に渡り手話通訳者として同行することになり、ステージ脇で通訳を行った。

公演の様子は「DEAFinitely Dope」の公式インスタグラムで見ることができる。

「チャンス・ザ・ラッパーが『DEAFinitely Dope』の代表、マシュー・マクシーに、ASL(アメリカ手話)通訳者として聴覚障害者のファンのためにツアーへの参加を依頼してくれました」

チャンス・ザ・ラッパーのワールド・ツアーは、10月に行われる「Lost Lake Festival」への出演まで続く予定だ。
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