開演時間の18時を少し過ぎた頃「スピッツがデビューしてからこれまで静岡県で20回ライヴを行い、21回目の今回は、記念すべき初エコパアリーナ公演です。楽しみましょう!」というアナウンスが入り、総立ちになった客席はメンバーの登場を拍手で迎え、アニバーサリーツアーの幕はいよいよ切って落とされた。
ライヴはデビューシングル曲“ヒバリのこころ”、シングルコレクションに収録される、『めざましテレビ』のテーマソングとしておなじみの“へビーメロウ”や、草野マサムネ(Vo・G)がこの日唯一曲名を紹介し歌った“ロビンソン”、そして2004年の作品“スターゲイザー”、“運命の人”など、新旧を織り交ぜ、約20曲が披露された。
メンバーの三輪テツヤ(G)と田村明浩(B)が、共に静岡県出身の幼馴染ということで、草野が「このバンドは四捨五入すると静岡のバンドです」と言うと大きな拍手がステージに向けられた。
全国11ヶ所、22公演行われるこの30周年記念ツアー。ファイナル公演は10月1日(日)に宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで行われる。