30日の公演に出演したのはUNISON SQUARE GARDEN。斎藤宏介(Vo・G)の「UNISON SQUARE GARDENです」という挨拶から“サイレンインザスパイ”でライブがスタート。続けて“オリオンをなぞる”を披露し、「今日はフジフレンドパーク、最後まで楽しませて頂きます」というMCの後に“天国と地獄”を演奏する。
斎藤は「僕ら、バンドを始めて13年。今日ようやく初めてフジファブリックと対バン出来てガッツリ嬉しいです」と話し、先日フジファブリックのネットラジオ『ゆるゆるいかせて』に出演した時の裏話を語り、会場の笑いを誘った。
そんなMCを挟み、“Silent Libre Mirage”、“桜のあと (all quartets lead to the?)”と次々にシングル曲を投下。「UNISON SQUARE GARDENでした! 最後の曲です」という言葉と共に“シュガーソングとビターステップ”を繰り出し、ラストを飾った。
続いてフジファブリックが登場し、“夜明けのBEAT”でライブの幕が開ける。「どうもこんばんは! フジファブリックです。フジフレンドパークへようこそ!」と山内総一郎(Vo・G)の一言から“SUPER!!”に突入し、金澤ダイスケ(Key)がギターに持ち替え、山内とのツインギターを披露する。
続けて“Sugar!!”を披露。「フジフレンドパークは良く対バンとかである『対決』とかではなく、友達だったり、友達になりたい人を呼んで今年で4年目。ユニゾンはいつも曲を聴いていて、気が合うんじゃないかなと思ってオファーをさせて貰いました。素晴らしいステージ、どうもありがとう!」と山内が語った。そして「田淵君が凄い好きだと言ってくれた曲をやります」と“徒然モノクローム”を披露。その後のMCでもコラボの経緯やUNISON SQUARE GARDENの人柄などが語られた。
そのまま「ここを『銀河』で一番盛り上がっている所にしましょう」という山内の言葉から“銀河”がスタート。“Surfer King”では「ユニゾン見てたらやりたくなっちゃった」と金澤がショルダーキーボードを光らせ、加藤慎一(B)も触発されたようにステージを動きまわった。「もう今日決めた! 来年もやります」と山内が言い放ち、ラストは“虹”をパフォーマンスした。アンコールではUNISON SQUARE GARDENの斎藤を呼び込み、“若者のすべて”がセッションされた。
1日の対バン相手はハナレグミだが、最初に出てきたのはフジファブリック。“Surfer King”、“SUPER!!”を演奏し、「どうも、こんばんは。フジファブリックです。フジフレンドパーク、今日が最終日です。飛ばしていきます!」と山内のMCが入り、“夜明けのBEAT”、“カンヌの休日”を立て続けに披露する。
「いやー、飛ばしてますね、我々。気合入りまくりやわ、マジで」と山内が話し、ハナレグミとは「倶楽部AKANEIRO」、2010年の「フジフジ富士Q」などフジファブリックの企画ライブをはじめ、数多くのイベントで共演している事を語り、「尊敬する先輩でもあり、『友達』でもある」と述べた。
その後は“若者のすべて”を披露し、メンバー紹介へ。そして「この後我々は(ハナレグミのステージにも)出ていくんですが、このフジファブリックのステージでも120%を出します」という金澤のMCから、ラストの“Girl!Girl!Girl!”まで一気に演奏した。
続いてハナレグミが登場。永積崇が「総くん(山内)が『先輩ですけど、もう友達です』と言ってくれた事が嬉しかった」と語り、弾き語りで“きみはぼくのともだち”を歌う。歌い終わると「今日は『ハナレフジ』ですからね」と、フジファブリックのメンバーとBOBOをステージに呼び込み、“おあいこ”を演奏した。
その後永積がオーディエンスとのトークの中で「今日は雨かもしれないけど、明日は晴れになるぜって歌を」と言い、“明日天気になれ”へ。山内がギターからマンドリン、加藤がエレキからウッドベースに持ち替えてパフォーマンスが行われた。
さらに永積の無茶ぶりの提案から即興のアドリブ・セッションとしてくるりの“男の子と女の子”をサプライズでカバー。その流れのままに“音タイム”が披露された。最後のMCではフジファブリックとレーベルメイト時代だった頃の逸話で会場の笑いを誘い、「静かな曲が続いたんで、ノリの良い曲を」と“Jamaica Song”、“今夜はブギー・バック”、“ダンス2000”、“FUNKYウーロン茶”などのメドレーを披露した。
アンコールではハナレグミとのコラボTシャツを着たフジファブリックとドラムのBOBOが先に登場。ここで2018年の全国ツアー「フジファブリック LIVE TOUR 2018 "帰ってきた!!三日月ADVENTURE"」の開催が発表された。そして「まだやり足りない!」という山内の言葉で再度永積が呼びこまれ、永積、山内、金澤、加藤の4人がステージ前方に集まり、“ルーティーン”、“家族の風景”を楽器の生音とマイク1本のみでコラボレーションした。
「今年のフジフレンドパーク、大成功です。これからも続けて行こうと思います。この楽しさを総括するような曲を」という山内の言葉と共に、フジファブリックの“LIFE”がラストに演奏され、「フジフレンドパーク2017」は幕を下ろした。
【写真クレジット】
6月30日(金):木村泰之
7月1日(土):河本悠貴
●セットリスト
6月30日(金)「フジフレンドパーク2017」@Zepp DiverCity TOKYO
[UNISON SQUARE GARDEN]
1.サイレンインザスパイ
2.ワールドワイド・スーパーガール
3.オリオンをなぞる
4.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと
5.蒙昧termination
6.天国と地獄
7.Silent Libre Mirage
8.アイラブニージュー
9.桜のあと (all quartets lead to the?)
10.シュガーソングとビターステップ
[フジファブリック]
1.夜明けのBEAT
2.TAIFU
3.SUPER!!
4.Sugar!!
5.徒然モノクローム
6.ブルー
7.銀河
8.カンヌの休日
9.Surfer King
10.虹
EN-1.若者のすべて(w/UNISON SQUARE GARDEN)
EN-2.LIFE
7/1(土)「フジフレンドパーク2017」@Zepp DiverCity TOKYO
[フジファブリック]
1.Surfer King
2.SUPER!!
3.夜明けのBEAT
4.カンヌの休日
5.ブルー
6.若者のすべて
7.徒然モノクローム
8.TEENAGER
9.Girl!Girl!Girl!
[ハナレグミ with フジファブリック]
1.きみはぼくのともだち
2.おあいこ
3.大安
4.明日天気になれ
5.SPARK
6.男の子と女の子※くるりcover
7.音タイム
8.サヨナラCOLOR
9.メドレー
(Jamaica Song→Peace tree→今夜はブギー・バック→ダンス2000→FUNKYウーロン茶→ダンス2000)
EN-1 ルーティーン
EN-2 家族の風景
EN-3 LIFE