同ドラマは現代のロンドンを舞台に、ベネディクト・カンバーバッチ演じる名探偵シャーロック・ホームズと、マーティン・フリーマン演じるジョン・ワトソンが活躍するドラマシリーズ。シーズン4は今年1月よりイギリスで放送されていたが、日本での放送は今回が初となる。
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— Sherlock (@Sherlock221B) 2017年1月1日
シーズン3の日本放送から3年、待ちに待ったシーズン4がようやく観れる!と既にわくわくされている方も多いのでは。明日を万全の状態で迎え撃つために、シーズン4の見所を押さえておきたいところ。
英ニュースサイト「Evening Standard」がシーズン4の見所をまとめているが、そのうちいくつかをご紹介したい。
1. 今までになく「暗い」シーズンに
同ドラマの脚本家を務めているスティーヴン・モファットによると、シーズン4は「シャーロックは厳しい道程を進まなければならないし、ジョンもそうだよ」「二人はそうだね、一回地獄に行ってそして戻ってくる感じ」だそう。
トレーラーを観ても異様にやつれたシャーロックの姿が待ち受ける試練の厳しさを物語っている。
2. ジョンがパパに?
シーズン3ではシャーロックの相棒、ジョン・ワトソンと妻のメアリーがめでたく結婚し(添人を頼むジョンに「一番の親友」と言われ静かに感動するシャーロック、そして2人の結婚式で必死にスピーチする涙ぐましいシャーロックの姿を覚えているだろうか)、最終話ではメアリーが妊娠していることが明かされていたが、シーズン4ではジョンが赤ちゃんを抱えている写真が公開されている。
A time for friends, family and those you miss the most. #Sherlock pic.twitter.com/gXZPCEd5n6
— Sherlock (@Sherlock221B) 2016年12月18日
この「小さな人種」に、子どもが好きそうだとは全く思えない、けれど「親友」のことを誰よりも大切にするシャーロックがどう接するかは大きな見所だろう。
そしてジョンとメアリーの結婚にも試練が待ち受けているようだ。
3. 最大の敵はどうなる?
シーズン3最終話で自殺したはずの宿敵モリアーティがイギリス中のテレビをハッキング、「Did you miss me?」とのメッセージが。そのためシャーロックはマイクロフトに命じられた東欧での潜入調査行きから飛行機の離陸4分で帰ってくることになった。
シーズン4で死んだ宿敵、モリアーティとの戦いももちろん見所なのだが、加えて新たにシャーロックを脅かす強敵が現れるようだ。
その強敵はトビー・ジョーンズ演じるカルヴァートン・スミス。このキャラクター、コナン・ドイルによる短編小説『瀕死の探偵』にシャーロックの敵として登場していた人物だ。
スティーヴン・モファットはトビー・ジョーンズの演技を「なぜだか彼の演技は不気味なくらい、身に危険が及ぶんじゃないかって感じるんだ」と評している。
It's almost time for The Lying Detective... #Sherlock pic.twitter.com/68P9ETMKOs
— Sherlock (@Sherlock221B) 2017年1月8日
番外編 ポール・ウェラーが「死体役」でカメオ出演
ポール・ウェラーはバイキングに扮した死体の役でカメオ出演していることは広く知られているが、その撮影はなかなか厳しいものだったよう。
2016年6月、『SHERLOCK/シャーロック』の撮影現場に出向いたところで初めてバイキングの衣装を身に付けて演じなければならないことを知らされたというウェラーは撮影を以下のように振り返っている。
ウェラーが出演するのは最終話、ほんの一瞬しか映らないとのことなので、最終話はいつにも増して集中力が試されそうだ。「俺は6時間もクソみたいなバイキングの格好でそこにいなきゃならなかったんだ。6時間だよ?そうなると、どこにも行けないわけだよ。バイキングの格好してちょっとそこのカフェまで……なんて無理だろ?『モンティ・パイソン』のネタじゃないんだからさ」
なお、ジョン役のマーティン・フリーマンとポール・ウェラーは元々友人であり、マーティンは2015年に発表された“Pick It Up”のミュージック・ビデオにも出演している。
番組情報は以下の通り。
●番組情報
BSプレミアム『SHERLOCK/シャーロック 4』
2017年7月8日・15日・22日(土) 午後10時(全3回)
制作:2016年 イギリス、アメリカ