2004年の連載開始以降、それまでの少年マンガとは一線を画す破天荒な手法と熱いストーリー展開で、多くのファンを魅了してきた『銀魂』。原作者である空知英秋は、本作のテーマやキャラクター設定に関して「そんなに真面目に考えてないですね(笑)」としながらも、主人公・坂田銀時に流れる侍像・主人公像について、次のように語る。
「最初からどう考えても自由な男でしたけど、ただその自由の中にも責任はつきまとうというか。『なんでもありなのが自由じゃないんだよ。そこに一本、芯を持つことが自由なんだ』というのは最初からありました」(空知)
また特集では、そんな原作に多大なるリスペクトを持って製作された映画『銀魂』について、キャスト・スタッフ陣のコメントを多数掲載。「もう、環奈ちゃんが鼻ほじるぐらいじゃ笑わない」と爆笑トークが繰り広げられる万事屋(小栗旬×菅田将暉×橋本環奈)の鼎談インタビューや、出演者14名へのアンケート、dTVオリジナルドラマ『銀魂-ミツバ篇-』に関する柳楽優弥×吉沢亮の対談などで、キャスト陣が『銀魂』実写化にどのような気持ちで臨んだのかを知ることができるほか、実写版での脚本や演出についての思いを語る福田雄一監督のインタビューは、映画への理解を一層深められる発言が並ぶ。
「僕がこの映画で原作やアニメにはないシーンを作れたのは、やっぱり『銀魂』だったからだと思います。(中略)やっぱり『銀魂』っていうものの持つソウルの後押しがなかったら、僕はたぶんあのラストシーンに踏み込めてないですね」(福田)
「銀さん」と「小栗銀さん」がコラボレーションした表紙ビジュアル、真選組独占フォトによる裏表紙、キャスト全員集合の独占フォト、『銀魂』現担当編集へのインタビューや原作コラム「『銀魂』約70巻の歴史に輝く名(迷?)セリフ100本斬り!!!」も合わせ、すべての『銀魂』ファン必見の特集だ。