10-FEETのステージは笑いと豪華コラボの暴風圏であった。FIRE BALLや湘南乃風と賑々しくステージをシェアし、大阪籠球会の舞うようなボールハンドリングが楽曲とシンクロする。
アンコールでは、Dragon Ash・Kjがいつもなら自らアジテーションをぶっ放すところを、KOUICHIに歌わせて自分はドラムを叩く、という一幕を作り上げていた。オーディエンスがライトを灯す美しい光景の中だっただけに、尚更可笑しい。
そんな楽しいライブなのに、やはりどこかで10-FEETのステージはエモくなってしまう。「純粋さを知ることは、疑うことやと思っていた。でも、間違っていたかもしれん」。そんなTAKUMAの終わりのない苦悩が、いつでも彼らの歌の原動力になっている。
暑苦しい苦悩だけでは耐えられない。でも、空虚な楽しさでは物足りない。数えきれないトライ&エラーの末、10-FEETの歌は必ずその苦悩と楽しさのバランスの上に成立している。だからこそ、誰もがその歌に夢中になるのだと思う。
そして「京都大作戦」は、3日目という未知の領域へと向かう。明日もブログ記事をアップしますので、よろしくお願いします。(小池宏和)
一日中晴れていて、しかし案の定と言うべきか、【速報】京都大作戦 2017、「笑って帰ろう」がとてつもなくエモい10-FEETの2日目
2017.07.08 21:35