【独占公開】ゼッド、1Dのリアム・ペインとのコラボを語り尽くすインタビュー

リアムが加わったことではっきりした見通しが立ち、僕一人では見えていなかった目標地点が定まったんだ

——“Get Low”を3文字で言い表すと?

うーん、“Get Low”を3文字でか……。「夏」「光」「踊れる」かな。あと「元気ハツラツ」。これだと4文字だけど、どれか1つを入れ替えてくれればいいよ。

——「もしリアムがいなかったら、この曲は完成していなかっただろう」とあなたは言ってましたよね。それはどうしてでしょうか?

なぜかというと、僕が音楽を作る場合、必ずしも自分用の曲とは限らないことがあって、仕上げられずに未完成のままにしてあることが時々あるんだ。

それがこの曲では、リアムとコラボしたおかげで、僕一人だったら有り得なかった形に仕上げることができた。僕がこれまでに作ってきた曲には、自分のレパートリーのどこに入れたらいいのか分からないものが色々と沢山あったんだ。今回、彼が加わったことにより、曲が具体化され、はっきりした見通しが立ち、僕一人では見えていなかった目標地点が定まったんだよ。


曲全体を1つの経験として、丸ごと全てに注目してもらいたいんだ

——あなたはこの曲を、これまで最もアーバンな曲だと説明表現していました。あなたのサウンドは今後こういった方向に進むのでしょうか?

うーん、僕自身としては特に、自分のサウンドというものに対してきちんとした、大掛かりな構想があるのかどうかは分からないんだ。分かっているのはただ自分が、曲全体の音楽的な側面に力を注ぎたいと思ってるということだけだね、ドロップ(サビ)重視ではなくて。

僕がここのところ作っている曲は、大部分が四つ打ちではなくなっているんだ。もっとずっとリズミカルで、僕としてはより実験的なものになっている。他の人達と違っている点があるとしたらそこだね。人々がどこにいようと、どんな状況にあろうと、とにかくその曲を楽しんでほしいと思っているだけなんだよ。

曲をドロップ重視にして、人々がまず波形で音圧が最大になってるところだけ聞いて、そこが好みじゃなかったら飛ばして次の曲に行く、っていう聞き方をするのではなく、曲全体を1つの経験として、丸ごと全てに注目してもらいたいんだ。今、自分の音楽で成し遂げようとしているのは、そういったことなんだよ。
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