マイケル・ジャクソン『スリラー3D』が、第74回ベネチア国際映画祭2017(現地時間8月30日から9月9日まで開催)で世界初公開されることが明らかになった。
マイケル・ジャクソン・エステートが7日(日本時間の8日)に発表している。
同作制作にあたっては再びジョン・ランディスが監督。
マイケルとランディスが脚本を共同執筆したオリジナルのショートフィルムには再編集や再カットなどの手は加えられておらず、オリジナルの35mmフィルムのネガをもとに最新技術を駆使し、3D化したのだという。
ジョン・ランディス監督は、この発表を行うにあたり以下のようにコメントしている。
「マイケル・ジャクソンのスリラーを、復元どころかさらに素晴らしい形に生まれ変わらせることができるなんて、本当に嬉しいよ!素晴らしい技術の進歩を存分に活かして、ビジュアルだけじゃなく、オーディオも3D化し、まったく新しいレベルに引き上げることができた。
『スリラー』はとてもトラッドな撮り方をした映像だと思うんだけど、3Dを使ってクリエイティブな爆発を起こすことができたよ。警告しておくけど、かなり衝撃的な驚きがあるよ!」
『スリラー3D』と同時に、1983年から1990年までのあいだVHSで販売されていたが、以降は絶版となっており、初めての劇場上映となる『メイキング・オブ・マイケル・ジャクソンズ・スリラー』もベネチア国際映画祭で上映される予定だ。
『スリラー』のオリジナル・ビデオはYouTubeで公開されている。