UVERworldのソロ連載第一回はバンドの弟組(もうひとりはドラムの真太郎)、ギターの彰。どんどん変化/進化するUVERworldのサウンドの、進化を引っ張っているのも、進化しても揺るぎない核を形作っているのも彰のギターである。そして一丸となってまとまったメンバーの中でひとりだけ独自の自由空間に漂っているのもまた彰である。そんな彰の人となりに迫った。
発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』10月号より、発言の一部を紹介する。
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=岩澤高雄
(子どもの頃は)ヤンチャするグループにはいるんですけど、ドカーンと目立とうとはしないというか。ギター始めたきっかけも、ボーカルが先頭に立つ後ろで弾いてるあの2番感。目立たないわけでもないけど、1番じゃない感じが好きで始めました
SOUND極ROAD(UVERworldの前身バンド)って、ライブに結構な人数で来るんですよ。メンバー以外に友達も連れてくるみたいな。そのチーム感が羨ましくて。街スタ借りてリハーサルやるんですけど、それでさえも楽しかったというか。その前ずっと悩んでた分、「うわ、この人ら楽しい!」みたいな。救われた気がしましたね
(UVERworldは)絶対ガーンと行く気はしてたんです。俺、TAKUYA∞くんに大阪で喋ってた記憶ありますもん。「絶対、1回火ついたらきますよ」みたいな。ライブが異色すぎて。しかもどういうイベントに出てもしっかりライブができるバンドだから。曲も良かったし、なんか変な自信があったというか
他のメンバーは根が真面目というか、レールを敷かれたらその上を行ける人なんですけど、僕はすぐ違う方向に行きたがるというか。みんながそうやってくれてるから、心置きなく自由にいられる存在というか
僕がギタリストとして輝ける場を与えてくれた人なんで、TAKUYA∞くんは……人生の救世主ですね、ほんとに。たぶん一生離れられないぐらいの恩があるというか。もちろん100%じゃないけど、何%かは、彼のために音楽やってるみたいなところはありますね