2017年の銀杏BOYZはなぜ、初の日本武道館へ向けて、新しいシングルを3連打することにしたのか。それらのテーマが「ロックと恋」なのはどうしてなのか。その『エンジェルベイビー』『骨』『恋は永遠』すべての曲が、わかりやすくて誰にでも届くのに、他にとっかえが利かない美しさを放っているのはなぜなのか。発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』10月号に掲載されている峯田和伸のインタビューの中から発言の一部をお届けする。
インタビュー=兵庫慎司 撮影=藤原江理奈
ここ半年ぐらい、ずっとビートルズ聴いてんの。そしたら、今まで見えなかったカラクリみたいなのがわかった気がして。それが、自分のキャラクターとすごい相性がいいんですよ。なんか、自分が20年かけて模索してきたのが、一気に全部パーッて晴れた気がしたの
いろんなことあったんだよね。それが全部ねえ、自分の音楽活動の後押しをしてくれてる気がする、今
恋とロックっていうのは、やっぱり自分の前にあるんだよね。それを書きたいと思ったの、今回の三部作で
銀杏BOYZは、60とかになっても愛とか歌わないで、恋の歌ばっか歌ってる感じとか、おもしろいかもなって思っちゃったんだよね。日本で恋を歌わせたら銀杏BOYZ、みたいな感じでもいいのかな、とかね
買ったり所有するってことは、それはもう銀杏BOYZの曲じゃなくて、聴いた人の曲だからね。聴いてる人のものになってほしいし、だからそれだけ愛着を持ってくれるような、必要最低限の歌詞と、わっかりやすくて一回聴いただけですぐ口ずさめる忘れられないメロディは作りたいよね