PerfumeがPerfumeを更新するような、新しさと攻めと正しさを追求してきた3人だからこそ生み出すことができる会心の最新シングル『If you wanna』。今感じる圧倒的な「新しさ」は、たとえば3年後のPerfumeが進む王道になっていく。3人はそうやって、いつも今の「新しさ」を、未来の「正しさ」に変えてきた。そんな一貫した姿勢を貫いてきた3人だからこそ成立させることができた。そしてそんな3人だからこそ、今選ぶことができた最強のPerfumeシングルだ。
発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』10月号には、『If you wanna』を生み出した「覚悟」と「正しさ」を解くインタビューを掲載。その発言の一部をお届けする。
インタビュー=小栁大輔
ほんとに腹括ったら柔軟になれるんですよね。なんでも挑戦できるみたいな。この洋服を決める時もそうだし、ジャケットを決める時もそうだったし、新しいリズムだから、このリズムを見て感じてほしいから、なんでもできるっていうか。それはPerfumeのチームの強みかもしれないですね(あ~ちゃん)
中田さんの思ってる歌い方と私のできる歌い方が違ったみたいで、すごい厳しかったです……でも燃えましたね、私は。やっぱり嬉しいんです、期待してくれてることが――諦めないでいてくれてる、神がって思って(のっち)
数年前だったら絶対CAPSULEさんがやられていたと思うんですよ。でもそこをPerfumeでやろうって考えついてくれた。だから中田さんが挑戦したいと思うならっていうことで、身を預けることにしたんです(あ~ちゃん)
全力で自信を持ってやってきたっていうのは、振り返ってみても思うんで。不安があっても自信を持って自分たちが形にすることが大事だなとはすごく感じます(かしゆか)
“Spending all my time”の時に、EDMがまだ日本にあんまり入ってなくて、これが絶対かっこいいって言われた時、私たちは受け入れられなかったというか。でも実際にはあの曲があったから、海外のツアーでほんとにつながり合えたし、明確なものをすごいもらえて……その時の感じをすごく感じたんですよ。これもまた新しいものだから、逃げちゃだめだって思ってる。今これをやることに意味があるから、絶対に(あ~ちゃん)