2号連続のKICK THE CAN CREW完全復活インタビュー。前号では本格的な再始動に至る道のりとそれぞれの思い、14年ぶりにリリースされたニューアルバム『KICK!』のポイントを3人に語ってもらった。この『KICK!』には、決して懐古主義には浸らない、フレッシュかつ濃厚なKICK THE CAN CREWのサウンドとマイクリレーが凝縮されている。そして、発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』10月号では、アルバムのセルライナーノーツ的なテキストとしても楽しめる充実のインタビューを掲載。その中から、発言の一部を紹介する。
インタビュー=三宅正一 撮影=ヤン・ブース(whiteSTOUT)
今回は「コミュニケーション濃度」って感じじゃないかな。サウンドの濃さみたいなものがどうやったら出るかっていうのは、もう自分で掴んでるから(KREVA)
バランスがいいと思いますね。タイトな感じ。奇を衒わなくても1曲1曲が沸々と生まれているような。それがバラバラにならずにまとまってできているアルバムだなと(MCU)
最初のタイトル案で一番しっくりきたのはKICK THE CAN CREWの『KICK THE CAN CREW』だったんだけどね。その時の周囲の反応のポカーンぶりといったらなくて(笑)(KREVA)
(“今もSing-along”は)キックらしく着地できたなって。また新たな方向の俺たちの本音じゃないけど、最初のアイディアをそのままトピックにするんじゃなくて、3人でオリジナルの見解を出せたのがキックらしいなって思いますね(LITTLE)