ニュー・アルバム『マスセダクション』を10月13日にリリースしたセイント・ヴィンセント。
SM女王かのようなビジュアルにも驚かされたが、エキセントリックなR&Bやディスコにグラム~NW調ギターが絡む強力なポップを展開しつつ、バラードや複雑な心模様のあわいに目を向けた繊細な歌も降ってくる、エクストリームな内容は多くのリスナーの度肝を抜くはずだ。
9月30日(土)発売の『ロッキング・オン』11月号では、「HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER」で来日したセイント・ヴィンセントのインタビューを掲載している。
『マスセダクション』で新たに試してみたかった音楽的なアイディアについて訊ねられたセイント・ヴィンセントは「今回は、プログラムされたビートだけでやりたい、というのがあった。それから、ペダル・スティールをたくさん取り入れたい。あとは、パワー。権力について書きたかった」と説明。
新作で描こうとした「セイント・ヴィンセント」のキャラクターとは「精神病院に収容されたSM女王!」と、今作の目を奪われるビジュアルにつながるイメージについても語りつつ、以下のように新作を形容している。
私が今まで作ってきたレコードも、どれも非常にパーソナルなものだったんだけど。ただ、それらそれら過去の作品はおそらく、もっと遠回しに表現したものだった。対してこのアルバムは、私のハートから聴き手の耳へ、もっと直通回線で繋がっているものだと思うわ
世界が注目する新作『マスセダクション』をより楽しむためにも、このインタビューをぜひ手にとって頂きたい。
『ロッキング・オン』11月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143907