刑事事件を専門に扱う弁護士という自身の経験からは想像できない職業の役であったものの、ドラマのテーマに強く興味をひかれたという松本潤。役作りだけでなく、この作品をどうやって作り視聴者に届けるかなど、彼にとって挑戦するべきことの多い作品だと語る。
最初はわりと重いテーマをじっくりと、日曜劇場を好きで観ている人たちにも届くようなテーマ性のあるドラマになると思っていたんですけど、蓋を開けてみたらすごくエンタメ作品になっていきました
日曜劇場という王道な枠でやる上で、根っこにあるテーマを最後まで伝えることを曲げずにやりたいんです
松本が演じる刑事弁護士・深山は、天才的な頭脳やヒーローらしい魅力的な正義感、飛び抜けた身体能力があるわけではない。ただ、0.1%の可能性を最後まで信じて、異常なまでに執着できるがゆえに、絶対に覆らないと言われている刑事事件をひっくり返していく人物だ。そんな深山の姿に、松本はひとつの「ヒーロー像」を見るのだと言う。
諦めないこととか、信念だけで突き進めるパワーを持っているということ自体がすでにヒーロー像に値すると僕は思っていて。それが何個もあると、かっこよくなりすぎちゃうから、そうならないほうがいいよねって
松本の発言からは、作品やキャラクターにかける情熱が深山というキャラクターを生み、制作スタッフ、共演者、そして視聴者との間に深い繋がりを生み出したことがわかるだろう。そして、SEASONⅡでのさらなる進化を期待させる必読のインタビューだ。「深山大翔」モードで撮影した撮り下ろしフォトも必見!