ケンドリック・ラマー、ライブ中のプレス・カメラマンの撮影を禁止に。観客は撮影可能

ケンドリック・ラマー、ライブ中のプレス・カメラマンの撮影を禁止に。観客は撮影可能

ケンドリック・ラマーのコンサートにて、音楽メディアなどのプレス・カメラマンによる撮影が禁止されることが明らかになった。

関係者が「Pitchfork」に語ったところによると、観客の携帯電話の持ち込みと観客によるライブ中の撮影は可能とのことで、プレスのカメラマンによる撮影のみが禁止される予定とのことだ。

海外ではステージ前にメディア側のプレス・カメラマン用の撮影ピットが用意されており、そこで撮影したライブ写真を自メディアの記事に使用することが一般的だ。

しかし今後のケンドリックのコンサートではバンドの専属ライブ・カメラマンのみが撮影を行うことになり、各メディアはケンドリックが在籍するレーベル、トップ・ドウグ・エンターテイメント(TDE)がメディア用として提供するライブ写真を使用する流れとなるようだ。


こうした動きは他のアーティストの間でも広がっており、これまでにはザ・キラーズビヨンセが、専属のライブ・カメラマン以外のカメラマンによる撮影を禁止している。

「The Guardian」は2013年時点で、さまざまなメディアのカメラマンがコンサートの撮影を行うことで、アーティストにとって「喜ばしくない」写真が掲載される場合があることを指摘。

ビヨンセのコンサートでプレス・カメラマンの撮影が禁止されることとなった原因には、ビヨンセが2013年のスーパーボウルのハーフタイムショーに出演した際、「Gawker」「BuzzFeed」などに「喜ばしくない」写真が掲載され、ビヨンセ側からそれらのメディアに写真の変更を依頼したという経緯があるようだ。

さらに「Billboard」はザ・キラーズやその他のアーティストたちがプレス・カメラマンの撮影を禁止した理由として、「(プレス・カメラマンが撮影を行う)ピットからではなく、(専属のカメラマンによる)ステージの背後や両側からの撮影の方が、観客の表情やショー全体の様子も捉えることができ、良いライブ写真が撮れる」ことを挙げていると昨年報じている。
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