4月27日より日本公開となる映画『君の名前で僕を呼んで』のサントラ国内盤が本日3月21日にリリース。同映画の主題歌を手掛けたスフィアン・スティーヴンスによるコメントが公開された。
同作品は第90回アカデミー賞で脚色賞を受賞、スフィアン・スティーヴンスが手掛けた主題歌“Mystery of Love”は歌曲賞にノミネートされていた。
スフィアンはオリジナルの楽曲の制作に至るまでの過程について、以下のようにコメントしている。
そもそも僕は映画の中での曲の使い方があまり好きじゃないんだ。それに(監督の)ルカが最初に声かけてくれた時は、僕はツアー中で忙しかったんだ。
でも一旦電話で話してからはとんとん拍子に事が進んだ。ツアーを終えて家に帰って脚本と原作本を読んだら、すぐに曲のアイディアが固まった。数日で書き上げたよ。すごく楽に出来た。
また、今作の監督で楽曲制作を依頼されたルカ・グァダニーノ監督についても、スフィアンは以下のように述べている。
彼は最初から彼と僕との間で、監督とソングライターとして、僕たちは理解し合ってシンクロしていると分かっていたんだ。初めてこの映画を見た時、始まる前に彼から「この映画は君の音楽へのオマージュだということを知っていて欲しい」と言われて、照れてしまった記憶がある。
でも映画を見終わったときに、彼が言った意味を理解したんだ。(この映画は)僕へのオマージュとかそんなことではなく、確かな音楽的で審美的な世界へのオマージュなんだと。
なお、スフィアン・スティーヴンスは第90回アカデミー賞の授賞式にてセイント・ヴィンセントらと“Mystery of Love”を披露している。
『君の名前で僕を呼んで』サントラと映画の詳細は以下。
●リリース情報
『君の名前で僕を呼んで』オリジナル・サウンドトラック
2018 年3月21 日発売
CD:SICP5682 \2400+税
<収録曲>
1. Hallelujah Junction - 1st movement - ジョン・アダムズ
2. M.A.Y. in the Backyard - 坂本龍一
3. J'adore Venise - ロレダナ・ベルテ
4. Paris Latino - バンドレロ
5. Sonatine Bureaucratiqueフランク・グレイザー
6. Zion hört die Wächter singen (From "Cantata Wachet auf, ruft uns die Stimme", BWV 140) - アレッシオ・バックス
7. Lady Lady Lady - ジョルジオ・モロダー& ジョー・エスポジト
8. Une barque sur l'océan from Miroirs - アンドレ・ラプランテ
9. Futile Devices (Doveman Remix) - スフィアン・スティーヴンス
10. Germination - 坂本龍一
11. Words - F.R.デイヴィッド
12. È la Vita - マルコ・アルマーニ
13. Mystery of Love - スフィアン・スティーヴンス
14. Radio Varsavia - フランコ・バッティアート
15. Love My Way - サイケデリック・ファーズ
16. Le jardin féerique from Ma mère l'Oye - ヴァレリア・セルヴァンスキー, ロナルド・カヴァイエ
17. Visions of Gideon - スフィアン・スティーヴンス
●映画情報
『君の名前で僕を呼んで』
4/27(金)よりTOHO シネマズ シャンテ他全国ロードショー
©Frenesy, La Cinefacture
提供:カルチュア・パブリッシャーズ/ファントム・フィルム 配給:ファントム・フィルム