ノエル・ギャラガーがメタリカのラーズ・ウルリッヒがDJを務めるラジオ番組「It’s Electric!」に出演し、自身のライブでオアシスのナンバーをプレイし続ける理由を語っている。

番組の中でノエルは、オアシス解散後にソロでのライブを始めた当初を振り返り、「おれがソロでライブをやり始めた当初は、セットリストの20曲中12曲はオアシスの曲って感じだったんだよ」とコメント。

ソロ・アルバムを3枚リリースした現在、ライブで演奏するオアシスの曲は数曲にとどまっているという。

さらに、オアシスの曲を演奏する際に意識していることについて、ノエルは以下のように語った。

おれが（オアシスの曲をやる際に）唯一意識していることは、オアシスの曲はみんなの人生の一部になってるってことなんだよ、特にイングランドに住んでる人たちのね。

おれはシャーロット（Charlotte Marionneau、ノエルの最新ライブで「ハサミ」をプレイしているメンバー）にオアシスの曲でハサミを演奏させるつもりはないよ、楽曲の意味を理解しているからね。

また、ノエルはオアシスのクラシック・ソングが彼自身にとっていかなる意味を持っているかについても以下のように語っている。

オアシスの曲はおれが今どこにいるのかを確認させてくれるんだ。で、おれはオアシスの曲を5、6曲やらないほど傲慢なヤツじゃないってことだよ。ほんとは“Rock ‘n’ Roll Star”や“Slide Away”、それに初期の曲ももっとやりたいんだけどさ、ああいう曲はおれの声にはしっくりこないんだよ。

ノエルが出演したラジオ番組の模様はBeats 1 RadioのYouTubeにて公開されている。

ノエルは、英ラジオ局「Radio X」が企画したリスナー投票でオアシスの“Live Forever”が「最高のUKソング」に選出されたのを受け、以下のコメントを発表している。

俺はいつだって、自分が可能だって思うものより遥かに凄いものを目指してきたんだよ。

大体の奴らは自分たちと同時代の人間や、自分たちより昔の人間に勝ってビッグになろうとするけどさ……俺？ 俺はただ、自分自身を超えようとしてただけだよ。まあ知ってのとおり、それは事実上不可能なんだけどさ。