アレックス・ターナー、アクモン新作がソロ作の予定だったとの噂を否定。「ソロをやりたい衝動はまるでない」

アレックス・ターナー、アクモン新作がソロ作の予定だったとの噂を否定。「ソロをやりたい衝動はまるでない」 - Photo by Zackery MichaelPhoto by Zackery Michael

5月11日に6thアルバム『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』をリリースしたアークティック・モンキーズだが、アレックス・ターナーがApple Musicのラジオ放送「Beats 1」に出演し、同新作に対するファンたちのリアクションについて語っている。

これまでの作品と比べ音楽性が大きく変化した同新作だが、SNSなどでのコメントを見ると、この変化に驚いているファンは少なくないようだ。「Radio X」によると、ファンたちのこうした新作への反応について、アレックスは以下のようにコメントしている。

確かにシフト・チェンジがあったんだけどね。ていうか、これまでもアルバムの間にはいつもそういう変化があったはずだと思うんだけど。

今回の変化は、みんなの反応から推定すると、以前より大きかったか、俺が思っていた以上に大きかったっていうことになるんだろうね。



一方で、『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』がアレックスのソロ作として始まったプロジェクトであるという噂が一部で起こっている。

この噂は、アレックスが書いていた楽曲がかなりオーソドックスな作りになっていたため、ギタリストのジェイミー・クックがアレックスのソロ作として作った方がいいのではと語っていたことに起因している。

このジェイミーの発言がにわかに、今回の新作はそもそもアレックスのソロとして始まったのだと大きく報じられることになってしまった。しかし、アレックスは今回の新作がそもそもソロとなるべきプロジェクトではなかったと、この噂を次のように否定している。

たとえば、今度の楽曲群に取り組み始めた時に「さあ、ソロだぞ」っていう気持ちはどこにもなかったからね。まったくそういうことはなかったんだ。

バンドとして作業を始めて、それでうまくいったし、(アークティック・)モンキーズのアルバムを作ってるっていう心持ちだったんだよ。「さあ、モンキーズだぞ」っていう気持ちで作り始めたんだ。

制作を始めるまでに4年ブランクが空いてて、それまでに別プロジェクトをふたつやってたから、あの時点でソロを始めるには充分な題材はたくさんあったと思うよ。けどね、ソロをやりたいという衝動はまるでなかったのも確かなんだ。

ただ、今回の作品のどこがこれまでと違っていたのかというと、レコーディングをしばらくひとりっきりで続けて、その後でほかのみんなが入ってくる流れだったっていうところ。これは、これまでやったことのないやり方だったんだよ。




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