今年4月にキャリア初のアリーナ公演を成功させ、快進撃を続けるフレデリック。そのアリーナ公演でも披露された新曲“飄々とエモーション”について、現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』8月号ではメンバー全員にロングインタビューを敢行! 進化を続ける彼らの「今」に迫った。ここではその発言の一部をご紹介する。
インタビュー=高橋智樹 撮影=オノツトム
康司からデモが上がってきた時に、それがメッセージやと思って、みんなで大事な部分を共有し合うっていう。そこに別に会話があるわけではなく、自分たちなりの考えを乗せていくっていうか……この4人にしか共有できない何かーー全員が同じ景色を見ているからこそ、伝えられるものがあるのかなあとも思っていて(三原健司/Vo・G)
その言葉の印象をネガティブな方向に考えないようなものを作っていきたいなと思っていて。「飄々」という言葉も、プライドの重さに縛られたり、誰かになびいたりせずに、ちゃんと自分たちの道を選んで風に乗っていけるっていうイメージにしたかった(三原康司/B)
フレデリックには感情の対になるものを一曲に内包させる表現があると思います。それが僕は、どっちかからどっちかに向かってるっていうよりは、感情の対を両方同時に表現するものだと思う。両方同時にあるからこそ、お互いに見えてくる光と影、みたいな部分もあると思うので(高橋武/Dr)
なんだかんだで9年ぐらい一緒にやってきて、「俺がこんなん好きとわかっとんやなあ」っていうのを康司くんのデモから感じて。楽しいこと、大変なことたくさんあったりするんですけど、俺は結構、康司くんの作る曲への信頼があって。「俺は」っていうか、みんなそうだと思うんですけど。やっぱりねえ……いい曲多いんですよねえ……(赤頭隆児/G)