昨年開催10回目を迎えた京都大作戦。その10年間をまとめた壮大な映像作品『京都大作戦2007-2017 10th ANNIVERSARY! ~心ゆくまでご覧な祭~』がリリースされた。これを記念して、『ROCKIN'ON JAPAN』8月号では、10-FEETの3人にインタビューを敢行。主催者としての思いや、苦悩、そして今後の大作戦のことまで、すべてを語った決定版インタビューとなっている。そのなかから、発言の一部をお届けする。
インタビュー=小池宏和
1回目(2007年)はほんま、どうにかしてやりたかったですね。あれが台風でなくなったからこそ大作戦の価値というか、自分のなかではただのイベントじゃないんやな、という意識が生まれましたね(KOUICHI/Dr・Cho)
ライブというのは一番かっこいい時の自分を出さなくちゃいけないし、メンバー同士のパフォーマンスと合計した数字が一番のハイスコアにならなきゃいけない、ということを、年がら年中こだわってるようなやつらばっかり(TAKUMA/Vo・G)
雨雲の動きのスピードと時間見たら、これラッキーが来な再開できひんっていうのが、素人でもわかるんですよ。その時に、なんとかなる気がすんねんとか思ってた自分の変な根拠も全部吹っ飛んで、ああ駄目かもって思って。めちゃくちゃ無力やったんですよ(TAKUMA)
中断中は心のどこかで自分らのライブなしで終わることも覚悟していたんで。少しでもステージにみんながいる時間を増やしたかったし。とにかくがむしゃらでしたね、あの時間は(NAOKI/B・Vo)
慣れずに、コツに頼らずに、コツを見つけるのはいいんですけど、見つけたら捨てる。そういう気持ちで常にこれまでとは違う、もしくは最高得点を目指したい(TAKUMA)