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    NINのトレント・レズナー、デヴィッド・ボウイへの想いを語る。「俺は今でもあの人のことを四六時中思い出してる」

    NINのトレント・レズナー、デヴィッド・ボウイへの想いを語る。「俺は今でもあの人のことを四六時中思い出してる」

    6月22日に新作『バッド・ウィッチ』をリリースしたナイン・インチ・ネイルズのフロントマン、トレント・レズナーが「Rolling Stone」のインタビューに答え、デヴィッド・ボウイへの想いを語っていたことが分かった。

    トレントは同インタビューの中で、自身が影響を受けたという2人の人物、故デヴィッド・ボウイと6月に自殺により亡くなった故アンソニー・ボーディンについてコメント。


    映画『ショーガール』のサウンド・トラックとして使用されたデヴィッド・ボウイ“I’m Afraid of Americans”が『バッド・ウィッチ』の“God Break Down the Door”のボーカルとサックス部分に影響を与えたのだと、アンソニー・ボーディンへの自身の想いと共に以下のように明かしている。

    “God Break Down the Door”では普段と違う歌い方をしてましたよね。

    ボウイ風の囁くようなボーカルで歌うというのは、当初はスタジオの外の世界に出そうなんて意図はまったくなかったわけだよ。そしたら、アッティカス(・ロス)が「これは残すべきだ」と言い出してさ。


    サックスも入っていて、ボウイの『★(ブラックスター)』を思い出しました。

    そうなるのはわかってた。というか俺は今でもあの人のことを四六時中思い出してるよ。


    今ボウイについてどんなことを思いますか?

    その前にまずはアンソニー・ボーディンについて話そうか。俺は彼に会ったことはないんだけどさ。でも彼が生きている世界のほうが好きだったね。何らかの形で彼が存在していると思うと嬉しかったというか、こういう時代では特にね。文化における損失だよ。ああいう意見を持った声は必要だったんだ。

    ボウイに関しては、かなりよく知っていたわけだけどさ。もちろん俺は彼の作品を研究していたし、それを続けていた。そうすることで『ほら、俺達は終わっていない。もっと行くべきところがある。俺はこの世界にあなたにいてほしかった』と感じたよ。

    ほとんど家族のような存在だったんだ。この世界には、そんなふうに頼りになると感じられる人達がいるんだよね。それは必ずしも支えてもらうためということではなくてさ。

    でもこういう半ば不確かな時代には、彼らが彼らの人生を経験しているということを知っておくのはいいことだよ。たとえ不確かな時代じゃなかったとしても。俺はそういうことについてよく考えるんだ。




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