【サマソニ2018予習】テーム・インパラ、見るべきポイントはここ!

【サマソニ2018予習】テーム・インパラ、見るべきポイントはここ!

彼らほどフェス向きのサウンドを鳴らすグループもいないだろう。ファンタジックでサイケデリックな紫煙に包まれるかのようなサウンドが周囲に広がり、気がつくと見知らぬ空間にワープして泳いでいく感覚を味わうことができるはず。

オーストラリア、パースで07年に結成され、アルバム発表前の09年にはサマーソニックに参戦している。その後出された2枚のアルバム『インナースピーカー』('10)、『ローナイズム』('12)は、60年代のサイケ要素を巧みに盛り込んだことでいずれも高い評価を得たが、15年に出した『カレンツ』ではシンセやドラムマシーンをメインにした音作りへと展開して驚かせた。

クラブ・ミュージック的であったりもするが、根底に流れる桃源的なサイケ感に変わりはなくギターからエレクトロへの変化は、まさに音楽シーンの流れをどこかで反映しているようで、他では味わえない不思議なスピード感にも満ちている。フェスという空間の中で浮かび上がる、美しいメロディとサイケに彩られた音楽の移り変わりの風景は、現実からかけ離れた興奮を今回も与えてくれるはずだ。(大鷹俊一)


「SUMMER SONIC 2018」のタイムテーブルは公式サイトでご確認ください。
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