ブライアン・イーノ、デーモン・アルバーン、コールドプレイのクリス・マーティンら多くのミュージシャンたちが、政治家でミュージシャンのボビ・ワイン(Robert Kyagulanyi)が暴力を受け投獄されたことに対し、ウガンダ政府へ抗議の声を上げ嘆願書に署名していることが明らかになった。
ボビ・ワインは2017年にウガンダの議会に無所属で当選以降、現ウガンダ大統領のヨウェリ・ムセベニを公然と批判してきた。
そして現地時間8月13日、選挙決起集会に出席した際に荒々しい暴行を受け、反逆罪の容疑で拘束され現在に至っている。
ワインの運転手であるYasin Kawumaは、集会に出席中のワインを助手席で待っていたところを銃で撃たれ死亡した。ワインのTwitterではYasin Kawumaの殺害現場の写真が公開されている。
「Pitchfork」によると、ワインが医療措置を受ける権利と、拘束及び運転手の殺害に関する徹底した調査を求める嘆願書には、ブライアン・イーノら以外にもU2のベーシストであるアダム・クレイトン、ラフ・トレード創始者のジェフ・トラヴィスや、数多くの人権活動家も署名しているとのことだ。
嘆願書に記された嘆願活動の趣旨は以下。
「私たちは、今も続く彼の拘束について警戒を怠らず、現地レベル、地域レベル、国際レベルで我々の声とネットワークを駆使し、この一件に対する関心を高め、彼が即刻無条件で解放されること、およびウガンダにおける様々な政治的抑圧と暴力を終わらせるよう、強く要求していくことを誓います」