誰もが経験するような高校時代からの10年間を、瑞々しく描き出した映画『あの頃、君を追いかけた』で、いわゆる「学生時代の青春」の様子を初めて体験することとなった齋藤。自身は10代を乃木坂46のメンバーとして過ごしたこともあり、彼女にとっての「青春」について次のように振り返る。
私の10代は乃木坂46に捧げてきたから、それを「青春」と呼んでいいのなら、私にとっての青春は乃木坂46なんだと思います。
私の家族は、私がこういう学生生活を経験していないことを知っていますし、友達を家に連れてくるみたいなこともなかったので、この映画を観たら喜んでくれるかもしれないですね。
また、本作が映画初出演となる齋藤は、ヒロイン・早瀬真愛を演じたことについて「真愛ちゃんも、彼女の周りにいる人たちもとても魅力的だったので、演じるのは楽しかった」と思いを述べた一方で、演技の難しさについて、そして女優としてのこれからについても語っている。
私は感情をあまり表に出さないし、出せないタイプなので、「本当に楽しい時は、どういう風に笑うのか?」とか、細かいところがわからなくなってしまって。笑うシーンひとつとってもただ笑うだけではないですし、表情に関してはいろいろ難しさにぶつかりました。
この映画のお仕事を通してお芝居にすごく興味を持つようになったので、また何かしらの形で演じてみたいなと思っています。若いうちにもっといろいろな経験をできたらなと思っています。
女優として、また人生においても新たな一歩を踏み出した齋藤飛鳥の瑞々しい言葉が詰まった本インタビュー。撮り下ろし写真と合わせて必見の記事だ。