ノエルが選ぶ5曲の「ベスト・ダンス・トラック」! 「あの時代の音楽の何が魅力的かと言うと、時代を感じさせないところなんだよ」

ノエルが選ぶ5曲の「ベスト・ダンス・トラック」! 「あの時代の音楽の何が魅力的かと言うと、時代を感じさせないところなんだよ」 - 『rockin'on』2018年11月号より『rockin'on』2018年11月号より

8月に開催された「SUMMER SONIC 2018」のヘッドライナーとして、3年ぶりに来日したノエル・ギャラガー

『ロッキング・オン』11月号では、サマソニの楽屋にて出番を待つノエルに行った貴重なインタビューを掲載している。

インタビューでは、「ノエル・ギャラガーとダンス・ミュージック」というテーマのもと、ノエルが選ぶベスト・ダンス・トラックを5曲挙げてもらった。

当時ハシエンダに通い、アシッド・ハウスなどのムーブメントを直に体験していたというノエル。まずはSugar Bearの“Don't Scandalize Mine”を挙げた。

(中略)まずは“ドント・スキャンダライズ・マイン”(シュガー・ベアー)で、これはハシエンダでかかってたね。ヒップホップと言ってもいいかもしれない。でも実際は違って、トーキング・ヘッズの“ワンス・イン・ア・ライフタイム”のベースをサンプリングしてる。


そして、次に挙げた808ステイトの“Pacific State”では、楽曲の印象と合わせて、意外なエピソードについても語っている。

メンバーの1人はグラハムってやつで、元々808ステイトのことは聞いたことがあって、彼らはマンチェスター出身で、俺の知ってる限りではDJで、それでこの“パシフィック・ステイト”というトラックを作ったという。

あの時代の音楽の何が魅力的かと言うと、こういう、時代を感じさせないところなんだよ。俺は今でも聴くし、今聴いても当時と同じように素晴らしいんだ。

(中略)テレビに808ステイトが出てて、それを観たのは覚えてるんだよ。いや、もしくはギグを観たのかもしれない。とにかくステージにいるうちの1人を見て、「あれ、あの人ウチに来る郵便配達の人じゃん」って思って。(中略)俺の家に配達してくれる人だったわけ。


エレクトロニック・ミュージックやダンス・ミュージックからの影響について語る一方、ノエルは今のギター・ミュージックについてはどう考えているのか。

今はギター・ミュージックがちょっとぼんやりしてきてるかもね。まさにこんな感じ(窓の外のショーン・メンデスを見ながら)。あるいは極端にチャレンジしすぎてて訳が分からなくなってるやつとか。

ギター・ミュージックは90年代の方がよかったよな。今俺が好きなのはジャングルとか、あと一番好きなのはヤング・ファーザーズ。あとはゴリラズとか、今だったらそういう方が、たとえばフー・ファイターズみたいなバンドよりも断然いいね。


記事ではその他にも、ハシエンダでの思い出やダンス・ミュージックとの出会い、それらの音楽がいかに『フー・ビルト・ザ・ムーン?』の制作に影響を与えたかも語られている。

サマソニの楽屋で自らペンを握り、メモを書きながら説明しつつ応えてくれた同インタビューの全貌は、ぜひ『ロッキング・オン』11月号で。



ノエル・ギャラガーのインタビュー記事は現在発売中の『ロッキング・オン』11月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

ノエルが選ぶ5曲の「ベスト・ダンス・トラック」! 「あの時代の音楽の何が魅力的かと言うと、時代を感じさせないところなんだよ」 - 『rockin'on』2018年11月号『rockin'on』2018年11月号
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする