日向坂46はどこまで高く跳ぶのか? 驚きの改名発表と新たなスタートに寄せて

日向坂46はどこまで高く跳ぶのか? 驚きの改名発表と新たなスタートに寄せて
けやき坂46(ひらがなけやき)が、2月11日にSHOWROOM配信の中でグループの改名を発表。「日向坂46」として3月27日(水)に単独デビューをすることがわかった。

メンバーへのサプライズとして行われた今回の改名発表。この瞬間の舞台裏は、『ひらがな推し』(テレビ東京)でも放送されていたとおりだ。驚きの悲鳴が響く中で飛び上がるメンバー、満面の笑みを浮かべるメンバー、そして涙を流すメンバーの姿もあった。

2018年のひらがなけやきが今にも「独立」しそうなほどの勢いに溢れていたことは、活動を追ってきた人たちなら知っているだろう。武道館3DAYSに始まり、1stアルバムリリース、冠番組スタート、全国ツアー、CMタイアップ決定、三期生の加入、初の海外公演など――まさに大飛躍の1年だった。「欅坂46」のアンダーグループという枠から外れて、自分たちだけのカラーを掲げる独立したグループになることは、間違いなく今までの彼女たちの頑張りの成果だと言える。それでも改名発表の直後は、日向坂46になることで「欅坂46」から離れてしまうと思うと、少し寂しい気持ちが沸いてしまったのも事実だ。実際にメンバー本人たちはもっといろんな想いを抱えていたはずで、発表時の笑顔も涙も、たった1つの感情だけでは表せないものだっただろう。

そもそも「ひらがなけやき」の新設は、長濱ねるがアイドルになることを親に反対され、欅坂46の最終オーディションに参加できなかったことがきっかけだった。その後、親からの理解を得て数ヵ月ほど遅れて追加加入が決まったが、まずは欅坂46ではなく「けやき坂46(ひらがなけやき)」として活動を始めることになった。つまりひらがなけやきは当初、長濱たったひとりだけが所属する派生グループであり、そこから仲間を集めるべくメンバー募集が開始されたのである。

ファンならば上記のような成り立ちや、「漢字欅」と「ひらがなけやき」の違いは理解しているが、そうでない人に説明する際に難しいと感じたことは、私にも経験がある。まだ文字にすると説明しやすいが、口頭で説明しようとなるとなかなか伝わりにくい。それに同じグループとは言え、漢字欅とひらがなけやきが持つ全く異なる魅力は、それぞれの色を濃くしていくほど、一括りでは語れなくなってきていた。それでも、漢字欅とひらがなけやきは確かに同じグループであり、ひらがなけやきのライブで反骨心が滲む激しいダンスナンバーが披露される度に、「欅坂46」というグループの芯の強さを改めて思い知らされることも多かった。そしてそれは、名前が変わったことで無くなってしまうものだとは思わない。いつまでも彼女たちの中にあり続けて、きっと時にはメンバーたちを勇気づけてくれるものでもあると思う。

昨年12月に日本武道館で行われた単独公演「けやき坂46 ひらがなくりすます2018」で、キャプテンの佐々木久美は「来年は想像以上のひらがなけやきになって、もっともっと全速力で坂を駆け上っていきます!」と言ってライブを締めた。その力強い宣言は、彼女たちが振りまく「ハッピーオーラ」が、今以上に大勢の人々に行き届いてゆく絶景を想像させるものだった。彼女たちにとって大きな転機となった2018年を軽々と越えていくために、独立という大きな一歩を踏み出した「日向坂46」。いろんな思いを抱えながらも、しっかりと前を見据えて前進していく日向坂46を今後も追い続けていきたい。(渡邉満理奈)
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