スラッシュが88年ガンズ・アンド・ローゼズ初来日を振り返る――「西洋のミュージシャンにとって、日本は夢の目的地という感じなんだ」

スラッシュが88年ガンズ・アンド・ローゼズ初来日を振り返る――「西洋のミュージシャンにとって、日本は夢の目的地という感じなんだ」 - 『rockin'on』2019年4月号より『rockin'on』2019年4月号より

昨年9月にスラッシュ ft.マイルズ・ケネディ&ザ・コンスピレイターズ名義でニュー・アルバム『リヴィング・ザ・ドリーム』をリリースし、1月に行った来日公演も大盛況に終わったスラッシュ

『ロッキング・オン』4月号では、ニュー・アルバムや1月にリリースされたベスト盤、気になるガンズ・アンド・ローゼズの新作についても訊いた、スラッシュへのインタビューを掲載している。

1月に発売されたベスト盤『Conspiracy Series Volume1』収録の様々なアーティストとのコラボ曲について、亡くなったレミー・キルミスター、そしてクリス・コーネルとのそれぞれのコラボを振り返り、スラッシュは以下のように語った。

レミーについては、とてもデリケートな部分になる。俺は彼と、本当に近い関係にあったからね。そして、彼が俺の招待に応じてくれて、“ドクター・アリバイ”を書き、スタジオに来てくれて、一緒にレコーディングしたという事実をとても気に入っている。

(中略)クリスは……彼のこともかなり昔から知ってはいたけど、ものすごく親しいというほどの関係ではなかった。あの時こそが、俺が初めて彼をよく知るための機会になったんだよ。

あの曲を一緒に作ったことがね。クリスを失うことは、まったくもって予想もしていなかった悲劇のひとつだった。だからあの報せを聞いた時、俺はショックを受けたよ。


また、インタビューの中でスラッシュは、親交のあるクイーンブライアン・メイが音楽監修などを務めた映画『ボヘミアン・ラプソディ』を「2回観た」と答え、映画を賞賛した。

そして、映画の中でクイーンが初の日本ツアーが決定し喜んでいたシーンについて、1988年にガンズ・アンド・ローゼズとして初来日した当時、あなたたちもそうだったのではと訊かれると、以下のように答えた。

(中略)西洋のほとんどのミュージシャンにとって、日本というのは、夢の目的地という感じなんだと思う。ミュージシャンには、いつもゴールポストがあるものなんだ。

ミュージシャンとして達成したいことがある。日本に行くことはそういうゴールポストのひとつだった。いろいろな話がたくさん耳に入ってくるなかで、実際に日本に行くことを空想するんだ。だからクールだよ。

それに日本では、聴いてもらうべき聴衆にちゃんと音楽が届いているということもわかる。


インタビューではこの他、スラッシュがこれまで発表してきた自身のアルバムを振り返る場面や、ガンズ・アンド・ローゼズの新作の制作状況についても答えてくれている。

名ギタリストとして、そしてロック・スターとしてのオーラを纏いながらフレンドリーにすべてを語ってくれたスラッシュの貴重なインタビューを、ぜひ『ロッキング・オン』4月号にてチェックしてみてほしい。


スラッシュのインタビュー記事は現在発売中の『ロッキング・オン』4月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

スラッシュが88年ガンズ・アンド・ローゼズ初来日を振り返る――「西洋のミュージシャンにとって、日本は夢の目的地という感じなんだ」 - 『rockin'on』2019年4月号『rockin'on』2019年4月号
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