2018年、ザ・キンクスのレイ・デイヴィスが「Channel 4 News」で、20年間にも及ぶ確執を経て、弟のデイヴ・デイヴィス、そしてバンドのオリジナル・ドラマーであるミック・エイヴォリーと共に「新たなキンクスの曲」をレコーディングしていると話していた。
そして「Billboard」によるとこの度デイヴが「The Rolling Stone」の新たなインタビューに応じ、バンドは10月に発売予定だという『アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡』の50周年記念版に収録する曲を掘り起こしていたとして、アーカイブで発見した音源について次のように語ったという。
レコーディングしたけど使わなかった曲もあるよ。ボーカルが未完成の曲もあったし、手を加える必要がある曲もあったね。
さらにデイヴは、現在レイと共に古い楽曲の仕上げや再レコーディングをすると同時に新曲もレコーディングしているとして次のように話したということだ。
今のところそれらの楽曲はまだデモの状態だよ。でもいいデモなんだ。今もまだレイが、使うかもしれない他の素材を検討しているところでね。我々の意図としては発表したいと思っているよ、まだ決まったわけじゃないけどね。
エイヴォリーが数曲でドラムを叩いており、1984年から1996年にかけてキンクスのメンバーだったボブ・ヘンリットがその他の曲を担当しているとのことだ。