ザ・ストラッツが2年ぶり3枚目となる新作『ストレンジ・デイズ』をリリースする事を発表した。
同作はこの春のロックダウン期間中、メンバーが新型コロナウイルス感染症の検査を受け、安全を確認した上でプロデューサーのジョン・レヴィーンのLAの自宅に泊まり込む形で制作。10日間で10曲をレコーディングしたという。その際に録音されたキッスのカバー曲“Do You Love Me”も収録されるそうだ。
今作のリリースに際して、ボーカルのルーク・スピラーは以下のように語っている。
「ツアーの合間に複数の国で複数のプロデューサーと組んですべてを片付けるんじゃなくて、今回みたいなやり方でレコードを作るのはすごく楽しかった。その興奮をできるだけ形にしたいとみんな思っていたし、曲が文字通り空から降ってくるように感じた時もある」
アルバムのリリースに先駆け、同作のリード・シングルとなるロビー・ウィリアムスとのコラボ曲“Strange Days (with Robbie Williams)”が先行リリースされている。
ルークは、同曲の制作についてのエピソードも明かしている。
「自粛期間中にやっていた“Quarantine Radio(ロックダウン初期にザ・ストラッツが始めたインスタグラム生配信)”で、突然ロビーが声をかけてきたんだ。話せないか、って」
「結局2人で2時間ぐらいFaceTimeしちゃって。話したのはあれが初めてだったのに、人生や音楽やUFOや、その他諸々思いつく限りのことを語り合ってしまった。その時、いつか共演してもらえないかって聞いたんだ。で、このアルバムの制作中に、ありがたいことに彼が俺たちを招いてくれて、自宅の玄関先で歌って録音させてくれたんだ」
なお、ザ・ストラッツとロビー・ウィリアムスは、9月6日(日)にマンチェスター・ユナイテッドのホーム・スタジアムであるオールド・トラッフォードで開催される「Soccer Aid for Unicef」というサッカーのチャリティ・イベントに出演し、“Strange Days”をパフォーマンスする事が決定している。この様子はUKのITVテレビで放送される。
また、同バンドは8月28日(金)にもアルバート・ハモンドJr.とのコラボ曲“Another Hit Of Showmanship (with Albert Hammond Jr)”もリリースしており、同曲も『ストレンジ・デイズ』に収録される。
アルバムには他にもデフ・レパードのジョー・エリオット(Vo)とフィル・コリン(G)、ザ・ストラッツのライブにゲスト出演したこともあるトム・モレロ(G)といった、強力なゲスト・ミュージシャン陣が参加している事が明らかになっている。
リリースの詳細は以下の通り。
■商品情報
ザ・ストラッツ『ストレンジ・デイズ』
The Struts / Strange Days
2020年10月16日発売
収録曲:
ストレンジ・デイズ with ロビー・ウィリアムス Strange Days (with Robbie Williams)
オール・ドレスト・アップ(ウィズ・ノーウェア・トゥ・ゴー) All Dressed Up (With Nowhere To Go)
ドゥ・ユー・ラヴ・ミー Do You Love Me
アイ・ヘイト・ハウ・マッツ・アイ・ウォント・ユー with フィル・コリン&ジョー・エリオット I Hate How Much I Want You (with Phil Collen & Joe Elliott of Def Leppard)
ワイルド・チャイルド with トム・モレロ Wild Child (with Tom Morello)
クール Cool
バーン・イット・ダウン Burn It Down
アナザー・ヒット・オブ・ショーマンシップ with アルバート・ハモンドJr. Another Hit Of Showmanship (with Albert Hammond Jr)
キャント・スリープ Can't Sleep
アム・アイ・トーキング・トゥ・ザ・シャンペン(オア・トーキング・トゥ・ユー) Am I Talking To The Champagne (Or Talking To You)
先行配信中:
”ストレンジ・デイズ with ロビー・ウィリアムス”
”アナザー・ヒット・オブ・ショーマンシップ with アルバート・ハモンドJr.”