パール・ジャムのエディ・ヴェダーが、最新インタビューで2017年5月に亡くなったクリス・コーネルの死について現在の心境を語っていることがわかった。
「Consequence of Sound」によると、SiriusXMでハワード・スターンが司会を務める番組に出演したエディが、クリスの死について次のように胸の内を明かしていたという。
「ある程度、(クリスの死から)目を逸らさなくちゃならなかった。ある面ではそうできたし、そうするしかなかったと思う。自分が感じるべき気持ちや本能的に感じたかった感情、深く落ち込んだ気持ちを許したら、自分の心がどこへ行き着くのか怖かったんだ。過去10年間で彼とはあまり会わなかった。おそらく、大抵はギグか何かで4~5回だったかな。だけど、まだ俺はクリスの死に十分対処しきれてないよ」
さらにエディは、いまでもクリスの死を乗り越えられないでいる理由を続けた。
「時間が経つにつれて立ち直れるだろうけど、俺たちは親しかったからね。ただ一緒に音楽をプレイしただけでなく、俺たちは近所に住んでたからさ。バンド活動以外でメンバーよりも彼と一緒に出かけてたし、俺はシアトルであまり知り合いがいなかった。だから、俺たちはクレイジーなハイキングの冒険に出かけたり山へ登ったり、雨の中でマズいビールを飲みながら犬を追い回したりした。他の音楽関係者に囲まれることもなく、ロサンゼルスのような生活とも関係なかったからクールだったよ」
そして、ハワードに自殺願望を持ったことがあるかと訊かれたエディは「No」と答え、クリスのことは大好きだったが、彼が自殺により亡くなったことに動揺し、怒りさえ覚えるとも明かしていたとのこと。
なおエディは、クリスの娘リリー・コーネル・シルヴァーが司会を務めるメンタルヘルスについて語る新ポッドキャスト番組「Mind Wide Open」に出演し、クリスとの想い出を語っていた。
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