ジョン・ボン・ジョヴィが、どのようにラジオ局にバンドを売り込んだのかを明かし、音楽業界で成功を夢見る若者へ助言している。
「Blabbermouth」によると、米テレビ局MSNBCの番組『Mavericks With Ari Melber』に出演したジョンが若者へのアドバイスを求められ、バンドがブレイクする前の想い出を振り返っていたという。
ジョンはバンドを売り込むために、自ら地元のラジオ局へ出向いてDJに直談判し、最終的に“Runaway”をかけてもらったエピソードを披露。その例をもとに、音楽業界で成功を夢見る若者に次のようなアドバイスを送っている。
「それから37年後の今、子どもたちにはインターネットがあるから、他には存在していない独自の道を見つけなくちゃいけない。際立ってユニークな何かを考えなくちゃいけないんだ。ストリートには他にも才能があるキッズがたくさんいて、才能に恵まれたソングライターも大勢いる。自分を区別するために、考え方を変える必要があるよね。
だから37年前の僕のようになって、自分のDJや独自の道を見つけるんだ。それは可能だよ。あと、ブームに乗れるまでにトレンドは変化してるから、一時的な流行に屈したらダメだ。あるがままの自分でいなくちゃいけない。だから僕は、ラップやポップ、ダンス・バンドのアーティストなんかとコラボレーションはやらないんだ。自分に正直でないと、共感してもらえないからね。一時的には人気が出て、しばらくは残れるだろう。でも、次に移ってしまう。キャンディみたいなものだ。砂糖でハイになるのさ」
以前にもジョンは、「The Guardian」のインタビューでボン・ジョヴィの初期を振り返り、当時のマネージャーから強くアドバイスされたことについて明かしていた。
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