エリカ・バドゥが、『ワールドワイド・アンダーグラウンド』(2003年発売)以来となる待望のニュー・アルバムの日本盤を3月5日に発売する。
新作のタイトルは、『ニュー・アメリカ・パート・ワン(第4次世界大戦)』(原題:NEW AMERYKAH PART ONE(4TH WORLD WAR))で、エリカにとって4作目のオリジナル・アルバムとなる。自身の名前と母国アメリカをかけ“AMERYKAH”と表記し、また“第4次世界大戦”という単語を使用する(アメリカ人であるエリカにとっては、第3次世界大戦は「9・11」のことを指しているそう)など、インパクトのあるタイトルを冠したこの作品。プロデューサーとして、デスティニーズ・チャイルドのヒット・シングル“ガール”、ジェイ・Z、メアリー・J.ブライジ、デ・ラ・ソウルを手がけアンダーグランド・ヒップホップ・シーンで支持を得る9th・ワンダー、US西海岸アンダーグランド・ヒップホップのプロデューサーを代表するマッドリブ、そして世界のビート・メイカーに絶大な影響を与え、この世を去ってしまったプロデューサー、ジェイ・ディーの3人が参加。作品は彼らを中心にヒップホップ・ビートを強く意識した内容になっているという。なお、現在レーベル公式サイトでは、先行シングル“ハニー”の試聴が可能になっている。
日本に到着したばかりのジャケ写(写真)も、強烈な個性を放っているが、今作のアートワークは、有名アーティストのEMEKが手がけている。EMEKはポスター・アーティストとしても知られており、これまでにレディオヘッド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ベック、ノー・ダウト、オフスプリングなど名だたるアーティストのポスターを軒並み手がけている。なお、EMEKの公式サイトではこれまでの作品が公開されているので、気になる方はチェックしてみては。